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【映画】ディア・ファミリー【おすすめ】

久しぶりに映画を観てきたの記。

本当は「関心領域」を観るつもりだったのだが、ボヤボヤしてるうちに上映回数が減ってしまって観に行ける時間帯に無くなってしまったのだ。

そこで代わりに、と言う訳ではなくて「ディア・ファミリー」の元ネタのお話は以前「そう言えば聞いたことあるな」と言うもので、しかも内容が「心臓病」に関わる話。文字通り心に刺さったので観に行くことにした。

普通に予告編とかでわかる以上のネタバレは書かないけど、この話は娘さんが心臓の難病で余命10年と言われた町工場のお父さんが奮起して人工心臓の制作に果敢に挑むという話だ。

「実話を元にしたフィクションです」と断りが入っている通り、観てるとそこここで「ああこれは脚色やな」と言うか「出来すぎ」や「あからさまな対立構造」とかが演出されている。

でも全体にはよく話が練られていて伏線の回収もスカッとしていて「ええ話や…」となって素直に泣ける映画だ(この手の泣けるドキュメンタリーには、弱い)。

原作は「アトムの心臓」という書籍で、こちらは実際の話を綴ったもの。映画では坪井さんになってるけど本当は筒井さん。

で、まだサンプルしか読んで無いんだけど、どうやら劇中の病院が実は東京女子医大だったらしく…やはりあそこは心臓の権威的な所なのだな、と認識を新たにするとともに、これも一種の縁かな、と言う気もした。

観終わってつくづく思わされたのは、自分はこんなふうに誰かの役に立てているのだろうか?と言うことだった。残りの人生でもう少しマシな生き方をしないとなあ。

そしてもう一つ。こんなキツい目に遭わされたお父さんや娘さんに比べりゃ、自分の悩みなんかなんとちっぽけなものかと。めげずに前向いて生きて行かんとなあ。

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