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2023佐渡国際トライアスロンその⑥【レース後・総括編】

総合成績

総合 12時間41分39秒 127位/965人 エイジM55 12位/171人

今回の佐渡は本当にキツかった。いつもならレース後しばらくすると楽しい思い出だけが濾し出されたようになっていくのだが、今回は(もちろん楽しいことも沢山あったけど)それにも増してツラさの印象が強烈に残ってしまっている。やはり珠洲との連戦にはちょっと無理があったようだ。

ゴール後、椅子にケツがへばりついたようになって動けずにいると、案の定10分ぐらいでTomoyoさんが帰ってきた。すごい・・・自分だってオッサンの割にはだいぶ頑張っているのだが、女子でこの時間に帰ってくるってのは本当にすごい。と思ったら、翌日彼女は女子総合6位で凸に登っていた・・・偉大だ。

彼女のチームメイトの方も加わってあーじゃこーじゃとレースを回想してひとしきりダベった。この時間は本当にいいものだ・・・しばらくするともう少し早くにゴールしていたJETTのTadashiも声を掛けにきてくれた。そういえばランの後半だいぶキツそうにしていたが、彼なんてサブエガランナーだから本来ならあと1時間くらい早くてもおかしくないのだが、これがロングの難しいところ、そして今日の佐渡がいかに厳しかったのか、ということなのかもしれん。

撤収

だいぶ長いこと椅子に接着されていたが、いつまでもそうしているわけにもいかんので、文字通り重い腰を上げてバイクピックアップに行く。とりあえずSNSに生還報告だけして、荷物をまとめてとにかく宿へ帰ろう。バイクラックもホテルも近いのは助かるが、会場周辺はランコースであちこち規制されているので帰り道の選択で何度かヘタこいてだいぶ周り道してしまった。

バイクの片付けは翌朝に持ち越し。とにかく風呂。同室のBタイプの人はとっくに帰ってきてもう宴会に突入しているようだ。レストランに鍵を受け取りに行ったら、Y山さんはともかく、KS石さん、H賀さんまでいるじゃない。あーあーお二人ともリタイヤ・・・なんてこったい。KS石さん「スエさん、僕より遅かったんですかぁ?」ちげーよ!!笑

風呂ではひたすらに安堵の呻き声を上げた。ウェアの形にくっきりと真っ赤に焼けた人がいた。痛そう・・・以前は自分もネンイチで珠洲しかでてなかったときはあんな感じだったなぁ。

祝杯

しばらく部屋で休んでからレストランに行き、ようやく(悲喜こもごもの)乾杯。まだ走ってる同宿の人たちがいるが、もうゴールに応援に行く気力などなくて、大画面に投影されたゴール地点の映像をみんなで逐一チェックする。

昨年もそうだったが、内臓がヤラれていて食事がろくに喉をとおらない。なんとか8分目くらいまで食べて終わり(ごめんなさい)。あとはひたすら通過速報をにらみながら大スクリーンを見て仲間のゴールをチェックする。

幸い、残りのK市さん、K藤さんもそのうちに無事ゴールした。またJETTのRyo(Tomoyo旦那)、そしてA井さんも。良かったよかった・・・

そして21時30分。最後のランナーがゴールしてしばらく後、ゴールゲートの照明がフッと落ちて花火が上がった。佐渡の夏が終わった・・・

サドテレビさんから拝借

帰途へ

その晩は、またいつものことながらコーフン状態でほとんど寝付けなかった。ダメージはキツいが、筋肉痛とかではなく全身の重い疲労感。ロング特有の疲れ方で、マラソンなどとは全く異なる。というかむしろマラソン単体の方がダメージは酷いことが多い。トライアスロン(特にロング)はランに移行するときには脚が売り切れてることが多く、単体のマラソンのように激しい走りができないからだと思う。

身体は重いが、バイクを片付けないと帰れないから頑張って片付けに行く。とはいえ、五島のように全バラにする必要はなくて前後輪とハンドルだけ外して輪行袋に入れるだけだからだいぶ楽だ。

そして今年は佐渡汽船の予約で下手こいて朝の便しか取れなかったので表彰式はスルーして(どうせ擦りもしてないからなぁ)H賀さんとさっさと帰途につく。両津経由で関越道へ。

さらば佐渡

関越道は心配した渋滞もそれほどではなく(途中工事渋滞はあったが)、環八もまぁまぁ普通、という感じでスムーズに帰宅することができた。今年も車に同乗させていただいたH賀さんに感謝。そして思いのほか早くに帰宅できたので、夕食に間に合うとうサプライズ付きであった。

いぬ「オトーチャンどこ行っとったんや」

総括と今後

これで二年連続(ほぼ)同じコースを走ってみて、気象条件の差はともかくとして単純比較してみると、

スイム 昨年:1時間28分41秒(490位)→1時間25分50秒(482位)
バイク 昨年:6時間23分42秒(81位)→6時間32分45秒(118位)
ラン 昨年:4時間26分21秒(130位)→4時間37分18秒(174位)
総合 昨年:12時間24分37秒(107位/6位)→12時間41分39秒(127位/12位)

昨年もその傾向があったが、バイクの終盤で潰れてランが大崩れ、というのが今年はさらに顕著になってしまった。ただ、ランの崩れ方がひどかった割には、総合の落ちは最低限におさまったのかもしれない。

いずれにせよ、この結果を「珠洲に行ったせい」というのは簡単だが、仮にそうだったとしても、バイクの補給戦略とかペーシングとか、もうちょっとできることはなかったのかと思えてならない。

ただ、これだけは言える「珠洲A→佐渡A」のデスコンボは、とりあえず「やればできる」ということ。もちろん「やらない方がいい」の結論付きで。そんなのわかってる、と言われるかもしれないが、やらないと「やったらどうなるか」わからないでしょう・・・?

しかし、珠洲大会を自分のホームだと思っている私は、佐渡がどんなに良い大会かというのを知った今でも、やはり珠洲を優先したい。従って、来年の佐渡は「珠洲から二週間あく日程でなければ、でません」(えっ逆に二週間開くなら出るのか?)・・・来年のカレンダーをみると、珠洲が8月25日、佐渡が9月1日になる線が濃厚なので、多分無いだろう。

次戦は、今シーズンの集大成、諸般の事情で流れ流れてやってきた11ヶ月ぶり2回目のマレーシア・ランカウイだ。シーズンにロング4戦+ミドル1戦という超過酷デスロードの終点。果たしてどうなりますやら・・・

おわり

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