見出し画像

【完治?】トレッドミルの走行ベルト交換【DIY】

ここしばらく、トレッドミルの「突然止まる」不具合解消に向けていろいろ苦心してきた。

その後、ふと思って回路プロテクターを交換したところ、復活!

と…思ったのも束の間、久しぶりにWTRL Duathlonにでて調子こいて4分17に上げたらやっぱり止まってしまった😭

あーやっぱりダメかー、でも4分半までは大丈夫だったから御の字かな、と思っていたところにジョンソンのサポートからメール。

お客さんソレ走りすぎでっせ。もうベルトとかいろいろ劣化しとるさかいそないなりまんねん。見積もりつけとくよって、ようよう考えとくなはれや〜(意訳)

なるほど、やはりそうか…確かに走行ベルトの表面はもうどう見てもボロボロだ。その他部品もいい加減交換時期にあるとみて良いだろう。

部品代はしめて27,000円ほど、送料合わせて三万円強だった。なけなしのMacBook貯金がまた減るけど背に腹はかえられない。思い切って発注掛けたのが木曜の夜。

こう言うメーカーのサポート体制だと、しっかりしてる代わりに緩慢と言う固定観念があったので、まあ一週間後に届けば上々であろうと思ってたら、なんと土曜の午前中に届いた「はやっ!」。

ブッシュ類、ドライブベルト
新品の走行ベルト

このほか、ベルトの下(と言うか、中?)に敷く走行板も。これは表面をツルテカにした20ミリ厚の高密度集成材なのだが、15kgもあってなかなかに重い。

走行板自体はそんなに劣化している気がしなかったのだが念のため注文してあった。後ほどこの判断が正しかったことが判明する。

古いベルトの劣化ぶりがよくわかる

さて問題は、このベルト交換をDIYでスムーズにできるのか?ということ。しかしやってみないことにはわからない。取説には設置時の大雑把な指示しかなく、もちろんベルト交換の方法など載ってない。

まずは操作コンソールの「ヤグラ」を外さないといけないのでは無いかと思い、脚部のカバーを取ってみた。

カパッと取れた。だいぶサビが回っている

このボルト4本取ればバラせるのはわかる。しかしサービス性の観点から、ここまでバラさないといけないと言うのも疑わしい気がした。

ベルト後端部のカバーを外す

そこで後端部のカバーを外してみると、どうやら押し出し成型の側面カバーをスライドして外せそうだ。

走行板の裏に一箇所固定用のビスがあり、それを抜けばスッと後ろにスライドできそう…

スライド…
スラ…

ガタンと少しズレた後はビクともしない!!

どうにもこうにも外れず、いろいろ悶絶してるうちに刃牙刃牙とプラスチックが割れた嫌な感触と共に一部が持ち上がった。

そこから奥を確認すると、リング状の部品が走行板に固定されており、そこに側面カバーが食いつく形になっている。絶対スライドして外すはずだが、どうしても5センチ以上動かない。

ええいママよパパよ!取らないと先へ進まん!むんずと掴んで無理やり外す。刃牙刃牙…やっちまったな!あちこち割れてはいけないところが割れたが、見なかったことに😅

なんとか取れた

これでようやく走行板とベルトの全貌が現れた。こうして見ると機構は割と単純で、後端のベルト張力調整ボルトを抜けばすぐにバラせそうだ。

調整ボルトを外す

するとベルト後端のローラーはあっさり外れた。

表面はだいぶ汚れている

ローラー両端のベアリングはまだヌルヌルで問題ないが、ローラー表面にベルト裏面の綿毛がこびりついて一部腐食したようになっている。よく清掃して、サンドペーパーで軽く擦って均しておいた。

次に前方、ドライブ側のローラー。

こちらも大量の綿毛が。

ローラーの中央部にはローレット加工が施されており、これでベルトを強力に駆動するのだな。しかし何年も使ううちにそれがベルト裏面をどんどん削って綿埃が大量発生するわけだ。

そして次第にベルトとローラーの摩擦が足りなくなり、スリップするようになる。スリップを防ぐためテンションを上げる、さらにモーター負荷高まる→過負荷で止まる。こう言う図式だ、とようやく理解できた。

とにかくローラーは出来るだけ綺麗に

駆動用ローラーの、特に左のプーリー側のベアリングはちょっとガタが発生して回転が渋めになっていた。型番はこないだのモーターと同じ6203なので使いまわせるのだが、いま内掛けのベアリングプーラーがない。とりあえずまだ大丈夫と踏んで今回は見なかったことにしよう(本当はよくない)。

走行ベルトの裏面比較。劣化が激しい

後は走行板を取り外して交換だ。走行板は3種類計8個のブッシュを介してフレームにマウントされている。

それぞれ微妙に硬さが違う。上が新品

ブッシュも酷いというほどでは無いが確かに劣化している。せっかく買ったのでサクッと交換する。

8本のネジを外して走行板を取り外し、新しい板と比べてみると…

左が旧、右が新品

なんと、前方の真ん中が7ミリくらい湾曲していた。これは、確かにアカン…交換推奨されるのも無理もないし、もっと高級モデルだとこの厚みが2倍くらいあるのも頷ける。

ここまで来れば、あとはバラしの逆の手順で新しいベルトを通して組み付けていくだけだ。とは言え、走行板に取り付いていたフィン状の部品、前後左右計4個を新しい板に移植しないといけない。穴位置のケガキもなくちょっと手間取った。

新品ベルトを通して走行板を元に戻す

そしてローラーを元通りに通して新しい駆動ベルト(これもまだまだ大丈夫そうだったが念のため交換)を掛けて。終わりが見えてきた!

しかしここからがまた大変。さっき無理やり外した側面のカバーを今度は無理やり収めないといけない。何箇所か割れたところは入るが、そうでないところを上手くハメてからずらして・・・知恵の輪のようにだいぶ苦心してどうにかハメ込んだ。

できた!!

あとは適当にベルトテンションを掛けて、床を掃除して防振台座等も元に戻して設置し直し。ああ〜ついに元に戻ったああぁぁ🤩

午後1時ごろに作業はじめて終わったのが5時頃。時給5,000円計算で工賃2万円てとこかな・・・たぶん、次回(くるのか?)は半分の時間でできるだろう。

その後晩飯を挟んで走ってみる。

時速14キロ(キロ4分17)まで上げても大丈夫!

オオーッ、めちゃくちくゃ安定している!!(当たり前か・・・)どんどん速度を上げていってもまったく止まる気配がない。こうでないといかん!!とは言え今はこれ以上あげる必要もないのでこの辺で。

良かったよかった・・・

しかし実は、こないだフレームを直したところにガッチリ固定したLアングルの角に亀裂を発見してしまったのだった・・・😨そもそも、このフレーム割れ事件以来、走行中にギュッギュギュッギュとすごい「擦れ音」がしてるもんな。

どうする?

どうする俺?

・・・

見なかったことにしよう😂

つづく?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?