𝙙𝙤𝙢𝙞

22歳

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好きだからこそのお別れ

約2年付き合った大好きな人と恋人を辞めた。 最初に言っておくと「恋愛感情が無くなった」だとか「喧嘩した」だとかそういう別れではない。 「好きだから」、お別れした。 クラスメイトだった私たちは高3のバレンタインデーに付き合い始めた。(バレンタインデーが記念日になったのはちょっとした偶然なのだけど) 高校卒業後、進学で私は東京の2年制の専門学校、彼は京都の4年制の大学に行き私たちはひとり暮らしと遠距離恋愛を始めた。 「会えない時間が愛を育てる」そんなのはうそだ。 会いたいと

    • 「 "よ" って呼んで 」

      「 "よっちゃん" じゃない!」 「 "よ" って呼んで!!! 」 顔がまっかっかになるくらいの怒りをのどが焼けるくらいの大声に乗せて、幼き頃のよしみちゃんはお母さんに怒鳴った。うーんよく覚えている。 たしか幼稚園の年少さんでいちご組だった気がする。 もうすぐ年中さんになる、みたいな時期の休み時間。あおちゃんのひとことで4歳の乙女たちはどきどきとしていた。 あおちゃん「わたしね〜 今度ね〜お母さんとね〜」 ざわざわざわ。他の3~4人で顔を見合せた。 "わたし" …?!

      • スイカバーのてっぺん、青い味

        出会いというのはわたしの前に突然現れる。そこから肩書きができてうまいこと続くかあっけなく途切れたりする。理由があってもなくても。 だいたいはその2択だけれど、たまに、記憶のなかだけでずっと生き続ける出会いもあったりする。 そのひとつを思い出すことがあったから、それがなんだかすごく忘れてはならないことのような気がしたから、ここに遺しておく。 2018年、16歳、高校2年生。わたしは静岡県にある富士山の麓のちいさなまちに住んでいた。 夏、好きなバンドが解散を発表した。チケットが

        • ポカリとゼリーとバニラアイス

          社会人2年目、21歳の春と夏の間、大人になって初めてのおっきめな風邪をひいた。 風邪をひいた日の部屋の色がいつも同じなのってなんでだろう。天気とか風邪の辛さの度合いとかそういうのに左右されずにおんなじ色と匂いがする、気がする。 だから、大人になってからの今日でも子供の頃の風邪をひいた日を思い出す。 診察が終わったら小児科の自販機にある小ぶりなポカリをお母さんが買ってくれた。車の中でちみちみ飲んだ。 そのままスーパーに寄って「何食べたい?」に対しての答えも必ず買ってくれた。

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        好きだからこそのお別れ

          社会人1歳の終わりの日に何を思う

          今日は3月最終日 社会人の1年目があと数10分で終わる デザインを学んだ東京を離れて仙台にきたちょうど1年前のことを忘れない 不安で泣きながら寝た夜が懐かしいとだけに思えるくらいに私のハートは少しばかりは丈夫になったかな 入社当初、頭の中にアイデアが無数に生まれ続けるのにそれを形に出来ない悔しさがこれまた数多あった 今ではどうやってここまで出来るようになったのか分からない やっぱり結果は後でついてくるものだ 好きなこと身につけたいこと、コツコツやり続けていれば自分のもの

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          私にとって幸福ってやつは

          私にとって幸福ってやつは カーテンの隙間から射し込む光で目覚める朝だとか トーストの上でバターを上手に操れたときだとか 大切な人からのプレゼントを誰かに褒めてもらえたときだとか 疲れた日に高い入浴剤を買って使うことだとか 牛丼屋さんでトッピングに温玉つけちゃう残業後の夜ご飯だとか 正解のない会議をひたすら脳内でして笑うことだとか シャンプーを新調した翌朝だとか たまにCDで音楽を聴くことだとか キャンドルを焚いて揺れる火を愛でることだとか たまに1本遠回り

          私にとって幸福ってやつは

          カオリちゃん

          夢を見た。 人生で何度も引越しを経験している私がいちばん初めに住んだおうちにいる夢。 私が見る夢はいつも丁寧に色がついていて匂いも温度も感じられて登場人物の感情も視覚化されているから目覚めたあともその頃に心がタイムスリップしたままの状態がしばらく続く。 だから今日は幼少期の自分の遠い記憶をひっぱり出してみる。 札幌にある3、4階建てくらいのアパートで私の家族は2階の部屋に住んでいたような。 祖父母のお寺とうどんみたいに麺の太い「美味しくない」と我が家で有名な古いラーメン

          カオリちゃん

          はじめましては何度でも

          お久しぶりです domiです。 19歳の夏と秋の隙間にnoteを始めてからお正月を2回経たことに気が付きました その間でたくさんの人が私の綴った言葉たちを掬ってくださったことも感じました 2023年もちょこちょこ更新出来たらなと 成人からも1年とちょっと重ねたことですし改めて自己紹介をしようかなと思います はじめましては何度だってしたっていいですもんね 2001年11月生まれの21歳、 名前はドミって読みます 初めてのひとり暮らしを経験した東京のアパートの名前から勝手に

          はじめましては何度でも

          夜行バスから綴る

          お別れをして約半年経った 「恋人」ではない自分としては初めて彼の家に泊まった 彼に会うためではなく大阪に用があって京都に住んでいる彼の家に泊まらせてもらった 夜行バスで仙台から京都駅へ そこから最寄り駅、一緒に食べる朝ごはんを買うためのパン屋さん、彼の家 と、もう何も見なくてもたどり着けるようになっていた 私本当に方向音痴なのにな 彼の家 付き合っていた時にプレゼントしたものが居場所が引っ越されることもなく配置されていた 彼にチョイスしたメロンパンとクリームパン やっ

          夜行バスから綴る

          フェチ

          私にはいろんなフェチがある これはただひたすらそれらを羅列するだけの記事です 今回は もの 編です 全部当てはまったら私ときっと仲良くなれると思います 一緒にお散歩でもしましょう ガスタンク メーター 配管 扇風機 電線 変わったフォントの看板 室外機 鉄骨 電波塔 コントラストの強い陰影 木漏れ日 標識 電話ボックス 公衆電話 螺旋階段 マンションの階段(横から見るとさらに良) 団地 歯車 信号機 ショベルカーの先っちょ 橋脚 踏

          心と身体が離れたときのこと

          自分の心と身体、すなわち精神面と肉体面はいつでもニコイチ。たくさん身体を動かせば「疲れたな」と心も動く。そしてお腹がすいて「美味しいご飯を食べたいな」と感じる。至って当たり前のこと。 でもこの「当たり前」がちょっと前まで私の中でぶっ壊れてしまっていた。 遡ること約3ヶ月前。 20歳の私は専門学校を卒業して4月から社会人になった。 学校があった東京から就職先の宮城へ引越しをした。 とはいえ、会社の都合で引越し自体は5月中旬で、その日まで約1ヶ月ずっと会社負担でホテルで生活をし

          心と身体が離れたときのこと

          「大好き」な彼とのその後

          これは私が約2年付き合った恋人とお互いに恋愛感情が残ったままお別れしてからの約1ヶ月間のお話。 (↑前回の記事を読んでいただけるとあらすじがわかりますのでぜひ) 「1ヶ月」が短いのか長いのかは物事にもよるけれど私にはお別れした日が遠い昔のことのように感じられた。 この1ヶ月間で私たちに大きな大きな変化があった。 結論から言うと、私たちはお互いへの恋愛感情が無くなった。 そういう意味での「好き」が無くなった。 これだけを言うと冷めたのか 気持ちが薄れたのかなどと捉えら

          「大好き」な彼とのその後

          個性が欲しくて進めない人へ

          今日「個性」について思うことがあって久しぶりにnoteを開きました 昔の私のように悩んでいる人へ届いたら嬉しいです まずは私についてお話しますね 私は物心ついた時から絵を描くことが大好きでした 周りから上手だねと言われるようになったのは小学校高学年になったあたりでした 絵を描いている時が「生きている」と思える瞬間だと感じるようになって将来はこれをお仕事にしたいと思いました 自分の1番好きなことだったから 絵は描けば描くほど上手くなる、私はそう思っています 実際1日のほと

          個性が欲しくて進めない人へ

          「忘れたくない日」の夜のこと

          「今日」ってどこまでを指すのだろう 例えば22時からお友達と電話をしているとして24時をまわったら開始したときのことは「昨日」になってしまうのだろうか これはどちらかに意見がわかれるけれど、私は断然眠るまでは「今日」は続くという考えの持ち主だ とっても嬉しいことがあったり大切な人に会えたり暫く経っても余韻が続くような素敵な出来事があった日ってなかなか終わらせたくないなって私は思う。 そういう日はあえて夜を長引かせて「明日」を遅らせることが多い。 今日が終わっちゃうから眠り

          「忘れたくない日」の夜のこと

          私の一部、好きなあれこれ

          生きている中で「好き」は欠かせない、欠かせてはならない感情であり、それはその人を形作る要素でもあります。 今回はそんな私の一部である「好き」を羅列します 私がどんな人かなんとなく頭の中でふんわり想像しながら読んでいただけたらと思います。 貴方と同じ「好き」があったら嬉しいです。 絵を描くこと 音楽を聴くこと 文章を綴ること 日記を書くこと 日々を記録すること 散歩すること 食べること 料理 読書 人と話すこと 冬の冷たい空気の匂い クレヨンの白色

          私の一部、好きなあれこれ

          はじめまして

          おはようございます、こんにちは、こんばんは はじめましてdomiって言います。 東京のデザイン学校に通っている19歳です 絵から始まって写真・音楽・デザイン・文章など「表現」することが大好きです そこから発展してnoteの世界に入りました よろしくお願いします。 20歳になる年である2021年に何か新しく始めたいなと思い1月からTwitterで暮らしや考えを載せるようになりました。 Instagramでは日記を記録しています 良かったら覗いてみてくださいね。 このnot

          はじめまして