スイカバーのてっぺん、青い味
出会いというのはわたしの前に突然現れる。そこから肩書きができてうまいこと続くかあっけなく途切れたりする。理由があってもなくても。
だいたいはその2択だけれど、たまに、記憶のなかだけでずっと生き続ける出会いもあったりする。
そのひとつを思い出すことがあったから、それがなんだかすごく忘れてはならないことのような気がしたから、ここに遺しておく。
2018年、16歳、高校2年生。わたしは静岡県にある富士山の麓のちいさなまちに住んでいた。
夏、好きなバンドが解散を発表した。チケットが