見出し画像

バーの扉の開け方~車線変更25時~

正しい車線変更の仕方

車線変更の手順を覚えているだろうか。
・ウインカーを出す
・3秒以上点灯させる
・後方を確認
・ハンドルをゆっくり切り始める

理由のないルールはただの我儘

それぞれの意図を考えてみましょう。
・ウインカーを出す
→後方の車に、自分が車線変更することを伝える
・3秒以上点灯させる
→後方の車が、確実にウインカーが確認できるよう点灯し続ける
・後方を確認
→後方の車が、ウインカーを確認し、接近していないか確認
・ゆっくり切り始める
→後方の車が、ウインカーを確認出来ていなかった場合に、重大な事故を防ぐ

要は、「相手に伝わったかどうか」が重要なのだ。
(※進路変更位置から3秒前にウインカーを出す法規を否定するものではない。)

ただルールを守る人と、意図を汲んだ上でルールを守る人は仕事に差が出やすい。

Barの扉の開け方

Barではどうだろうか。

私はまず入り口に数秒たたずみ、中の音を確認する。
何か話が盛り上がっているような大声が聞こえたら、一旦待つ。
もしそこに私が入ってきて視線を集めてしまったら、話が中断してしまうからだ。

とあるBarの入り口はレバーハンドルになっているのだが、いきなりは開けない。
レバーを下げ、他のお客様の話の邪魔にはならないけど、バーテンダーには聞こえる程度の「カチャッ」を鳴らす。
0.5秒ほど待って、バーテンダーがこちらを確認したであろうと想定してから、ゆっくりとハンドルを引き始める。

バーテンダーも人間である。お客がいない時ぐらいはダラけてたっていい。
Barは紳士淑女の集まりといえど、たまにはあけすけな下ネタで盛り上がってもいい。

カチャッからの0.5秒で姿勢を正したり、「あっ・・・いらっしゃいませ」の「あっ」で下ネタを中断させる時間を作る。

たぶんこんな異常なことをしているのは私と、私にコレを教えたバーテンダーぐらいなもんで、別に皆さんにやってほしいとは思っていない。

ただどんなときも、自分の行動が相手にどういった影響を与えるのか考えてから行動するのはとても大切なことだと思う。

気遣いの出来る人は、車線変更も上手である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?