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家族と私のSDGs~人生100年時代の持続可能な働き方を模索する~

ゆぴさんの「#新年書くチャレンジ」に参加しています。
【Day2 ことし新しくチャレンジしたいことは?】

サステナブルな働き方ってどんなものだろう?

昨日から自分にずっと問いかけている。
なぜなら、昨年の働き方に家族から大きな✖(バッテン)評価がくだされたからだ。体調のトラブルが多かったのも、身体からの「NO」の悲鳴かもしれない。

きちんと心と体のメンテナンスをすれば「人生100年時代」のいま。SDGs(持続可能な開発目標)の設定は、地球だけでなく個人にも必要なのかもしれない。

家族と私が健康で幸福である状態を持続しつつ働いていくために、「家族と私のSDGs」を決めることにチャレンジしてみた。

【前提】みんなで話し合おう

国連が2015年にSDGsを定める前から、世界には強い国と弱い国の格差があった。強者が弱者を利用して経済発展を続けたことにより、資源や環境の問題が悪化し、貧困や教育の格差が拡大した。

「限りある資源は分け合って発展しよう」
「みんなが幸せでいられる未来を目指そう」

地球と世界の行く末を危惧した参加国が問題を共有し、全員一致で決めたのがSDGsである。

家族を地球にたとえると、環境=家、資源=体力・気力・時間、になるだろうか。誰かが一方的に環境を汚して放置したり、他のメンバーの体力や気力や時間を奪っていたら、たちまち家族のバランスは崩れてしまう。

いま何が問題になっているのか。

すでに元旦に旦那さんと娘の私に対する意見は出されたが、もう少し踏み込んで問題点を洗い出したうえで、「誰ひとり取り残さない」目標をその時々で設定できたらいいと思う。

【優先順位】失ってしまったら取り戻せないものは何か

国連のSDGsには、重点が置かれている目標とそうでない目標がある。「POINT OF NO RETURN=これを超えてしまったら取り戻せない地点」がある課題、たとえば、地球温暖化などに代表される気候変動や、2050年には魚の数よりプラスチックの数が多くなるといわれている海洋汚染には、いずれの参加国も重点を置いている。

では、家族単位で考えた時にPOINT OF NO RETURNがあるものは何だろうか。

1.心身の健康
これはもう、疑う余地がない。
医学が発達したとはいえ、予防やメンテナンスを怠ると取り返しがつかない病気はある。娘の成長やアラフィフ夫婦のこの先の健康の質の低下に繋がる可能性のある良くない生活習慣にも気をつけなければいけないだろう。

国連のSDGsでは飢餓が問題になっているが、我が家で問題なのは偏食と飽食だ。特に食物アレルギーを抱える旦那さんの偏食は心配の種だが、彼に合わせていると娘も私も偏食になってしまう。手間をかけても、個々に合わせた食生活を取り入れる必要がある。

加えて運動不足もコロナ禍で深刻な問題になりつつある。活動が制限されているとはいえ、たとえば週末の朝は一緒に散歩をするなど、家族全員で運動習慣を取り入れる工夫もしなければならないだろう。

2.娘との時間
6歳の娘に「仕事を減らして欲しい」と即答されたのは本当にショックだった。そこまで寂しい思いをさせてしまっていることに気がつかないぐらい、周りが見えていなかった。

自分の子供時代を考えても、早晩、家族とは遊ばずに友人たちとだけ遊ぶ時がやってくる。それまでは、片手間ではなく娘に集中して一緒に過ごす時間、を夫婦で意識して増やしていきたい。

3.夫婦の時間
娘との時間にくらべて優先順位は若干下がるものの、夫婦の時間も決して疎かにはできない。娘はいずれ巣立つが、旦那さんとは「共に総白髪になるまで」お付き合いする予定だからだ。

元旦の話し合いのなかで「ギブばかりだと疲れて愛も枯れる」と冗談交じりに恐ろしい発言をされてしまったので、「大人は我慢!」とも言っていられない(笑)。

【自分だけのゴール】人生100年であれば、成長はゆっくりでいい

昨年は「あわやPOINT OF NO RETURN」というそこにある危機に気がつかずに、「ライターとしてできるだけ早く芽を出したい」という自己実現を目指して突っ走ってしまった。

「家族のSDGs」を第一に考えようと決めた今、その「焦り」は憑き物が落ちたように消えた...と思いたい。「消えた」と断言ができないのは、「頑張った分だけ成果がでる」という小さい頃から染みついた意識と、成果が出た時の達成感という媚薬の効果を自分から取り去ることは難しいと自覚しているからだ。

それでも、家族のベースとなるSDGsを皆で決めておけば、「自分だけのために何かにチャレンジしたい」と思ったときでも、家族と相談をして、「どうやって取り組めば家族の環境や資源に負荷をかけないのか」、サステナブルな選択ができるはずだ。

人生100年時代を謳歌すると決めてSDGsを目指して行動するのであれば、自己実現と成長は、ゆっくりでいい。

【最後に】ことし新しくチャレンジしたいこと

ライターになってSDGsに関する記事を何本も書いてきたが、家族を地球に見立ててSDGsを考えようとは思わなかった。

もちろん、面積が約510,100,000 km²の地球と70m²の我が家、人口が約75億人の地球と3人の我が家では、解決すべき問題は大きく違う。

それでも「メンバーが等しく幸せに生きていくために、限りある環境と資源を自覚して、大切にした上で行動していく」というSDGsの基本理念は、参加するコミュニティの規模では変わらないと思う。

ことし新しくチャレンジしたいこと。

それは、自分のことだけを考えず、コミュニティのSDGsを意識すること。

家族はもちろん、学んでいく上でお世話になっているコミュニティやクライアントとも、Win-Winが長続きする関係を築いていきたい。

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