私たちの正義感は間違っているかも

ユバル・ノラ・ハラリ　‘ #21世紀における21の提言 　(英語版の日本語要約) ’

第16の提言 #正義 　P223~224

‘ #私たちの正義の感覚は時代遅れだ 　’

(私の現状報告)

ありがとうございます!皆様、お元気ですか⁉G.Wも終盤を迎えます。

私は、選択に迫られる毎日です。「スポーツに行くべきか?」、「ハラリ氏をもう一ページ読むべきか?」

これが、問題です。

(著者の結論)

社会が複雑化しているため、 #問題に正しい答え 　を出すのが難しくなっている。

(本題)

全大陸にいきわたる数百万人の人同士の関係性を、理解しようとすれば、私たちの #モラルの感覚が 、溢れるほど多いことが分かる。

もしも、 #正義 　を理解しようとするなら、 #絶対的な価値 　だけでなく、きちんとした #因果関係 　を把握しなければならない。

仮に、あなたが、子供に食べさせるために、 #マッシュルーム 　を採取したとする。

たった今、私が、 #マッシュルーム 　のかごを強引に奪う。

つまり、あなたの作業は無駄に終わる。

そして、あなたの子供は、ふて寝してしまうだろう。

これは、 #アンフェア 　である。

この件が簡単に把握できるのは、 #因果関係 　を見て取るのが容易だからである。

残念ながら、 #現代グローバル社会 　は、 #因果関係 　がかなり細分化され、複雑化している。

私は、平和に、くつろいで生活できる。

誰かを害すために、拳をあげることは決してない。

しかし、左翼活動をしているがために、

ヨルダン川西岸のイスラエル兵によって引き起こされる過ちに、加担しているのも同然である。

社会学者によると、

快適な生活は、悲惨な #第三世界 　の児童労働のお陰である。

動物愛護団体によると、

快適な生活は、数十億の #家畜 　を服従させることから、 #独裁恐怖体制 　まで、歴史のぞっとするほど恐ろしい過ちと折り合わさっている。

それらすべてのことで、私は、本当に責められるべきであろうか?

答えることは容易ではない。

私の存在は、経済的・政治的繋がりという気が遠くなるようなネットワークに依存している。

また、世界的な #因果関係 　は、たいへん絡まっている。

したがって、最もシンプルな問いにさえ、答えるのは難しい。

「私の #ランチ 　は、どこから来たのか?」

「私が履いている #シューズ 　は、誰が作ったのか?」

「私の #年金基金 　は、私のお金で何をしているのか?」