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悲観的な思考から救ってくれたクライミングとの出会い

2012年3月44歳の時に僕はバセドウ病になった。

薬を飲む前は新陳代謝が異常に上がり
体重は一気に49kgまで減った。
薬を飲み始めると新陳代謝は著しく下がり
運動もできなくなったので
徐々に増えていき65kgになっていた。

1年以上の投薬生活を経て
130以上あった心拍数も100以下になり
激しくなければ運動しても良い許可がでた。
しかし、一気に体重が減ったため
元々少なかった筋肉も落ち
そこから太ったので身体はお重く
それを支える筋肉もないので
運動できる能力は
びっくりするぐらい無くなっていた。

肉体的にはだいぶ楽になったが精神的な落ち込みは激しく
毎日生きていることが辛かった。

初クライミング
病気になってから1年10ヶ月後の2014年1月8日。
息子の幼稚園のパパ友の誘いで
初めてクライミング(ボルダリング)行きます。
46歳のおじさんの初挑戦でした。

たった数本登っただけで

「コレだ!」とハマりました!

毎日、起きている間は
気分が落ちている状態。
悪いことしか考えられなかった。

しかし、登っている時は
登ることしか考えない。
いや、考えられない。

はじめて「無」になれる時間
登っている時は「闇」から解放された。
「ボルダリング」がうつ病改善に効果と
米科学的心理学会で発表されているが
これは本当だと思う。

たった一時間登っただけで全身疲労。
初心者の課題(9〜8級)ですらゴールできないものがあった。
周りの人にはあまりにも弱いおじさんが滑稽に見えただろう。
でも、そんなことどうでも良かった。
登れても登れなくても最高に面白かった。
こんなに楽しい時間を過ごすのは
本当に久しぶりだった。
疲れた身体のダルさが心地よかった。

翌日
起きたら予想より筋肉痛はなかったが
ドアノブを回す力がなかった(笑)
ドアノブを回す時に腕の筋肉の
どの部分を使うのかはじめて分かった。
目玉焼きを箸で二つに割る
食パンをちぎるのが辛い
思わずおかしくて笑ってしまったら
カミさんに気持ち悪いって言われた(笑)

昼過ぎには
コンセントからプラグを抜けなくなったり
雑誌数冊持ったら落としたり
500mlのペットボトルがやけに重く感じたり…
握力・腕力が無くなっていました(笑)


そして週一でクライミングに通うようになります。


様々な理由で落ち込みがちな人には
クライミングをお勧めします。
他のスポーツと比べるとコストも低いので
運動をあまりしてこなかった
アラフォー、アラフィフにもお勧めします!


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