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資本主義とどうやって付き合っていけばいい?

いつもモーレツ共感しながら聴いているIWAKANのポッドキャストですが、今回のテーマ「成長って必要?それとも信仰?」と言う回を聴き、「だよね〜!」と唸っています。
実は私と数人で主催しているテクノイベント「SLICK」を今回は資本主義の象徴(笑)の様なPARCOチームの協賛の下、渋谷パルコで行いました。昨年もレインボーウィークに同じくパルコで別のメンバーとで主催しているWAIFUを行いましたが前回WAIFUでやる時も資本主義との葛藤があり、それについてはこちらのnoteで書いています。
で、そんな葛藤があったにもかかわらず、WAIFUより確実にアングラでハードコアなSLICKをまた同じパルコでやるってどうなの?と言う事を自分自身に疑問も持ちつつ行ったのですが、パルコでやる意味はWAIFUと同じく、パルコの屋上ってこの季節最高に気持ち良いのですが、とにかくその最高に気持ち良いバリアフリーな空間を車椅子などアクセスしにくい方々も排除せず同じように感じていただける、と言う事が最大の意味でした。
で、結果、SLICKらしいハードコアさも出せ(流石に公にはアナウンスできませんでしたが、オールジェンダーのトイレもデコの方にフィルムを入れて頂き、れっきとした「dearkroom」となってました😆)
トイレも時代に先駆けてオールジェンダーにでき、ダンスフロアもダークな空間と規制ギリギリまで出してもらった重低音とで、ストイックに踊れる空間にして頂き、7、80年代にエッジーでトレンドセッターだった「宇田川町」のPARCOをリクレイムできた?と言う気持ちにさえなりました。(まあ、宇田川町がセゾン関連店舗で埋め尽くされてカルチャーの宝庫となり、そんなセゾンカルチャーによって私たちゴールド世代の人間が成長したのは間違いなく、そして又そう言う資本のある商業施設が小さなレコード屋等を潰していった事も事実ではあって、それについてはまた次回書きたい。)
で、IWAKANに戻りますが、最初のSLICKでこう言う成功体験をした時のオーガナイザーチームの感動はもの凄くて、「本当に大変だったけどやって良かった〜!!!」と言う幸福感と満足感で胸がいっぱいになったのですが、勿論今回も最高だったのですが、最初の様に言葉では言い表せない様な感動はなく、「はい次」と言う感じが凄くて、それを「成長」と言うのはどうも寂しい気がしています。
そして、今回SLICKで集客が非常にうまく行ったので、今後もう少し規模を大きくするか?など、メンバー内でも話し合っていますが、私たちの目指していることは「金儲け」でもないし、でもやはり「資本」がないとやりたい事ができない、でもやりたい「夢」は永遠でどんどん増えていくし、そんな中、どう言う規模でどこまで自分たちの「夢」を実現させていくべきか、と言う疑問もあります。
生まれてきただけで、生きる事に最低限必要な土地(水や資源が湧き出る土地も含め)にお金を払わなければいけないと言う事は、とてもおかしいことだと言う事に、早く皆が気づくべきだし、その延長線上で、世界が良い成長に向かうための「資本」を個人で負担しなければいけない事にも疑問を持ちつつ、わずか数パーセントの富豪が抱え込んでいる「資本」を引っ張り出すためにもパルコの様な大きな企業にイベントを「サポートしてもらう」のではなく「サポートさせる」事に意味はあるかもしれない、などと、今回もパルコでやった事を自分自身で納得させている私です。

#SLICK 
#WAIFU
#IWAKAN
#もりたみどり


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