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小形風車のバードストライクの研究とハイラブルさんとの共同研究について~ブリッジフェロー茨田さんの研究紹介~

生物コミュニケーション大作戦 ~いきものみんなとお友達~ では、あらゆる生き物をコミュニケーションでつなぎ、互いを理解し共生できる世界を目指して、若手研究者・中高生の生物研究者とともに研究を推し進めています!
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運営:ハイラブル株式会社・株式会社フォーカスシステムズ・株式会社リバネス


東京都市大学、修士課程2年の茨田匡と申します!

私は生粋の生物好きというわけではないのですが、生き物を守る研究をしています!今回はこの場をお借りして、自身の研究とハイラブル社との活動について紹介させていただきます!

研究について

私は風力発電に鳥がぶつかって死亡してしまう事故「バードストライク」を解決するための研究を行っています。風力発電の中でも小形風車に注目し、なぜぶつかってしまうのか、事業者さんの協力を得ながら一緒に調べています。

最近、絶滅危惧種のオジロワシが小形風車にぶつかる事故が増えていて、どういった時に小形風車の周りを飛ぶのかをその時の気象や土地の特徴などから調べています。

オジロワシ

この研究に興味を持ったきっかけについてお話します。

中学生の時にドイツで環境問題に対する取り組みを学び、そこで他国と日本の環境問題に対する意識の違いなどを知ることができました。

ほかの国と比べて日本の再生可能エネルギー導入が遅れている理由として、自然保護への配慮が足りないことがあげられ風力発電ではバードストライクが特に取り上げられています。

そこで、バードストライクが起こらないためにできることはないか、と考えるようになりこの研究を始めることとなりました。

人の環境問題に対する取り組みが、野生動物に対しても配慮された方法にすることが私自身の研究の目標です!

ハイラブル社との連携について

 後輩の子たちとハイラブルさんと一緒に「絶滅危惧種ヒクイナの保全」や「サイエンスコミュニケーションを目的としたボードゲーム」などについても研究をしています。

「絶滅危惧種ヒクイナの保全」では、ハイラブルさんの技術を用いて、録音したヒクイナの鳴き声から音の方向を抽出してもらい、データからヒクイナの行動圏の予測を行いました。

予測した行動圏からどういった場所を守ればよいのか、どういった管理を行うべきなのかなど、ヒクイナの生息環境の保全・管理を行うことでヒクイナを守る研究を行っています!

「サイエンスコミュニケーションを目的としたボードゲーム」では、生態ピラミッドを学びながら生き物について興味を持ってもらえる「エコピラ」というボードゲームを開発しています。

その一環として、ハイラブルさんの盛り上がりを数字で表す技術「Bamiel」を使わせて頂き測定しています。

参考:エコピラの公式Twitterアカウント

最後に

私の研究やハイラブルさんとの共同研究の成果についても皆さんに発表できるように頑張りたいと思います!!

                    執筆:ブリッジフェロー 茨田

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