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スイーツメモリー(そば粉パンケーキ)

ぺっちゃんこのそば粉のパンケーキを作った。蕎麦と漢字で書けば、日本の食物の印象だが、ソバはほとんどが輸入ものらしい。フランスのそば粉のガレットも有名だしね。

10年くらい前に、グリニッジ古楽祭に行くために、イギリスへ行った。古楽コンサートをたくさん聴き、観光もして、楽しい日々だった。その時、セインズベリーで、マグカップを買った。セインズベリーは、歴史の古い庶民のスーパーマーケットだ。日本で言えば、イオンみたいな感じかな。お土産の紅茶も、セインズベリーで買えば、いろいろな種類のハーブティーが安く売られている。さすが紅茶大国。

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随分前、NHKで、イギリスBBC制作のギャレス先生の合唱団の番組をやっていた。ギャレス・マローンが、問題ありの街や学校などの人を集めて合唱団を作り、最後は感動のコンサート~というシリーズドキュメンタリーだ。最初は、「馬鹿馬鹿しくて合唱なんてやってられるかよー」という子や、家庭の事情で練習に来られなくなったりと、山あり谷あり艱難辛苦を乗り越えて(大げさ?)最後は、大きなホールで感動の歌を披露する…という映画さながらのドキュメンタリーだ。

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ギャレス先生は、感情を爆発させたりすることはなく、いつも冷静で紳士的。スーツにネクタイで、指導していた。問題ありの学校や街のシリーズの後、番組内容は徐々に変わり、職場チームの対抗戦に変わっていった。消防士だったり、漁業関係者だったり。普段、合唱などしたことのない、おじさんおばさん達が、団結して歌う。

ある日の放送は、セインズベリーの従業員の合唱団だった。私は、マグカップと紅茶を買っただけなのだが、「お、セインズベリーだ。頑張れ、セインズベリー!」と身内のように応援して見ていた。

それにしても皆、初心者と言え、歌がうまい。アジア人と違って、喉を絞って、張り上げる感じでなく、話す声からして、きれいだもの。NHK合唱コンクールの生徒の皆さんも、ひばり合唱団も、ミュージカルアニーの子供たちも、大きな口を開けて、目を見開いて、頬骨を高くして歯を見せて歌うが、あちらの方は、口も小さく、目もとろんとした顔で、澄んだ声が難なく出せるらしい。骨格が共鳴しやすくできているのだろうなぁ。平たい顔族の日本人は不利だ。

ギャレス先生、その後どうしているのかなとググってみたら、フェイスブックやインスタグラムで見ることができた。おっとびっくり! 端正な紳士然としていたギャレス先生が、コロナでステイホーム中だからか、首まわりがヨレヨレに伸びたTシャツを着て、無精ひげはやしていた。ギャレスせんせーい!

コロナで一緒に歌えない人々を、オンラインで繋いで歌うように、指揮をしていた。多くの人が画面の中で歌う姿は、とても感動的だった。やっぱりギャレス先生は、スゴイ。

おうちカフェ そば粉のパンケーキ


〇材料 … そば粉パンケーキの素(カルディ) 牛乳 果物 生クリーム


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