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フェデリコ・フェリーニ『女の都』、愛すべきナポリの男女観――追いかけられる愛、追いかける愛、気の強い女性と、めんどくさがりな男性――
イタリアに来てから、フェデリコ・フェリーニの『女の都』という隠れた名作のことをよく思い出す。 あの映画は、バスを降りた挙句、マルチェッロ・マストロヤンニが演じる道に迷った男は、「香水の匂いは嫌いだ」という不思議な魅力を持つ女性の道案内により、森の中にある、女性が集う館に入るんだけど、そこがまた複雑な人間関係のある館で、最終的に、いろんな女性に会って対話し、その森から出るという内容だ。 マストロヤンニが演じる男が、ドイツ人の看護師と熱い一夜を過ごすことを思い出したあとすぐ
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ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』、ZARD・坂井泉水の美しさについて感じたことーーローマが目覚める時、世界は震撼するだろう!--
僕は美人が好きで、美人を崇拝しているがゆえに、自由を嫌悪し、自由の信奉者を心から蔑視しているということを先日、エッセイに書いたけど、それはZARDの坂井泉水が、天女と見紛う容姿の美、それよりなにより、時間の哲学の極致をいく精神の美を兼ね備えた絶世の美人であるにも関わらず、世の人々や有識者の真の理解を得ないまま、不遇の死を遂げたことが悔やまれてならないからで、僕のすべては彼女のみならず、彼女と瓜二つであるところのボッティチェリの絵画『ヴィーナスの誕生』に描かれたヴィーナスその