【Summer for Us】大崎甜花の感想、ミニ考察
この記事は【Summer for Us】大崎甜花のイラストの感想や、ちょっとした考察を述べるものです。
コミュにも少し言及します。
結論から言うと尊いです。
イラスト
●構図
まず見ればわかることですが、構図がやばいです。
直接顔を映さないのは「鏡越し」や「写真に写っている」といったケースで過去にも登場しましたが、いずれも顔は大きめで真ん中の方に映っていましたよね。
それがなんだこれは。カードキャラである甜花ちゃんの顔がスマホ待ち受けの写真かつ、こんだけちっさくて端っこだなんて。
発想が天才だと思いました。他のゲームでできるの?これ。
で、代わりに最も目立つ場所にあるものは何か。手です。光の当たり方とか、左右が暗く同じ柄の着物であることからかなり目を惹きますよね。
手のあたりの光とスマホの光が同じくらいの明るさで、まずこの二つのどちらかに目が行きます。
スマホは顔より何回りか大きいので光がそれなりに主張し、顔が目立たなさすぎない(気づかれない)ということもないです。
●待ち受けの甜花ちゃん
この「待ち受け」にもいくつか言及したい。
とその前に、「クリアバッグ」に触れなければなりませんね。
バッグが透明でなければ、この演出は出来なかった。
では、シャニマスのアイドルたちの中で、このクリアバッグを使っていそうな人は何人くらいいるでしょうね?
クリアバッグって、「ギャルっぽくて」「流行を抑え」「オシャレに気を遣っている」ような人のようなイメージありませんか?
あくまで上記のは自分の偏見なのですが、個人的には甘奈ちゃんが適任だと言わざるを得ません。(他にも使いうる人はいると思いますけどね)
そして言うまでもないことですが、左に映っている方が甘奈ちゃんです。
さらに待ち受けに話を戻しますが、この虹色のかき氷を持った甜花ちゃん。これはイラストの中の「今日」の出来事なんです。それもかなり直近のもの。
こういう撮った他の人の写真を即、自分の待ち受けにしてしまうのは、甜花ちゃんが大好きな甘奈ちゃんならではですよね。
しかも他の人が同じことをしたとしても「ユニットのみんな」とか「誰かと自分」みたいな写真になる方が自然で、それだとこのサイズの写真ではカードキャラがあまりにも目立たなくなってしまいます。
甘奈ちゃん自身はちょっと見切れさせて、甜花ちゃんにフォーカスを当てた写真なのがミソなのです。
この二つの要因から、この演出は甘甜姉妹にしか出来なかったと言っても過言ではないと思います。
先ほども少し触れましたが、甜花ちゃんの写真と見せかけて右にちょっと甘奈ちゃんも写っています。
これ、角度的に甘奈ちゃんの自撮り(内カメラ)によって撮られたものですね。
いくらなんでも、最初から自分をちゃんと写さず撮ったとは考えにくい。
(そんなことをするくらいなら甜花ちゃんだけ撮ればいいので)
で、甘奈ちゃんも元画像ではちゃんと写っていたとしたら、もう少し横長の画像である必要があるので、元々はオーソドックスな横持ちで撮られた画像だったのではないかと推察できます。
それが待ち受けになる際、縦長にトリミングされることでこうなったのだと考えました。
さらに、通知がきていますね。1件と読めます。
文字がつぶれ気味で確証はありませんが、「CHAIN」と書いてあるのではないかと推察もできますね。アイコン緑色だし。
で、この通知がきているというのも超重要ですよね。
当たり前ですけど、操作してないスマホは基本画面が真っ暗です。でもそのままじゃこの演出はできない。
だから通知が来ることによって画面が点く必要があったんですね。
自分は最初、こんな言われてみれば当たり前のことにも気づかず、「なんで通知きてんだろう」とか思っていました。キャラクターがちょっと隠れちゃいますからね。でも通知が来ないと、そもそもこういう見せ方はできない。
気づいた時、一人でちょっと感動しちゃいました。アイデアが素晴らしいですよね。
しかも通知って、しばらく画面に表示されたらまた消えるじゃないですか。そしたら、もうこのイラストの景色にはなり得ないですよね。だからこのイラストはその一瞬を切り取ったという性質が、特に出ているんじゃないかと思います。
まあシャニのイラストは「一瞬の切り取り」みたいなのはよくあるのですが、これは特にそう思いました。
コミュ
今回のコミュは、大崎姉妹が夏祭りに行って帰ってくるだけです。
そこにトラブルやドラマはありません。メッセージ性も特に。
しかしだからこそ、「甘奈と甜花」という二人の自然を描いたものとなっています。空気系、みたいな。
カードタイトルは【Summer for Us】、イベント名も「Together」「Me & You」ですからそれっぽいですよね。二人(のありのままの関係)そのものがテーマというか。
さて本コミュをざっくり振り返っていきます。
夏祭りで人が混んでいるらしい。そんな中甜花ちゃんが帰ってきて、ちょっとお休みしているところに甘奈ちゃんもきました。
甘奈ちゃんはクラスのみんなにも誘われたらしいですが、断っています。
もう当たり前みたいにクラス<甜花ちゃんですね。
さすがと言わざるを得ない。一般論でいえば、いち高校生としては勇気いる行動と思うのですが、あっさりやってますね。
なんやかんやで二人はお祭りに来ます。
虹色のかき氷などを一通り楽しんだ後、甘奈ちゃんが言います。
この台詞で、「あっ帰るんだ」ってことがよく分かりますよね。
直接言ってなくとも。
「……」の力か、寂しそうな印象ですよね。名残惜しいというか。
しかしここで甜花ちゃん。
「遠回りして、帰ろ」
やっぱこれ言うのは甜花ちゃんの方なんすよねえ……。
これは甜花ちゃんの方が寂しがっているから、というわけでもありません。甘奈ちゃんも同じくらい寂しいと思います。でも甘奈ちゃんは自分からは言い出さない。
だから甜花ちゃんが言うのです。
この、祭りの後の寂しさ、もっと一緒に遊びたいような気持ち、まだ帰りたくない、みたいな感情がノスタルジックに響いてきました。
なんか……よくないですか?これ。
二人で遠回りして帰ってて、もう話すことないんですよ。
「買ったね」「食べたね」「楽しいね」「夏だね」
そんなことをお互い言い合っているんですよ。
はたから見たら単調で、内容のない会話。
でも、二人は笑っているんです。嬉しそうなんです。
うまく言い表せませんが、そういう二人の関係なのです。
蛇足ですけど、「こだまでしょうか、いいえ誰でも」って言うCM知ってますか?(多分AC)あれ思い出しました。
以上! 終わり!
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では。
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