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集まれば名言が生まれ、 それは価値観として広がる

道教組第34回定期大会を開催することができました。
様々な困難があった2020年度を振り返り、新しい1年の展望を持ち合う場。そんな1年間の節目はまるで〝大みそか〟のようであり、一年の初めの節目〝元日〟のようなものでもあるようです。
約20本の発言からそんなふうに考えさせられました。

よく、教職員組合運動はバトンリレーのようなたとえをすることがあります。
世代が変わっていきながら運動を発展させていくことから「リレー」のようだというのはあまりにも自然で疑うことはあまりないのだろうと思います。

第34回定期大会の発言の中で、若かった頃の体験と教職員組合運動の本質を結び付けて語ってくれたものがありました。その発言をものすごく短くまとめると…


「若いころは青年部活動に参加して、取り組みが前に向かっていくのが楽しかった。」

そんな発言だったと思います。そして、その発言の結びには「組合運動で世の中は変えられる!」という言葉がありました。参加していたたくさんの方の胸に残ったひとことです。


昨年の全教定期大会では、「バトンゾーンを広く取って、併走しながら世代をつなぐ」ということが話題になっていました。

私たちは教育公務員です。いつか教職を離れる時が来て、教職員組合の活動から退く時がやってきます。
そんなふうに考えれば、バトンリレーの例は間違っていないのかもしれません。

でも、〝みんなで確かめていきたい価値観〟が揺るがなく、みんなで確かめ合えるものであるならば、そのままゆっくりとしたペースでみんなでゆったり走っていくというイメージもあるのではないかと思わされました。それは、「みんなでランニングをする」イメージで。
「組合運動で世の中は変えられる!」という確信を持った言葉にはそんな力があるのだろう思います。

集まるとそこに名言が生まれます。
教職員組合にはよくある風景です。
そしてその名言は、聞いている私たちに伝わり、確信となるのです。

そして…。

やがてその確信が、『ね、いっしょにランニングしよう?』といった具合で、共に未来へ進む仲間を迎えていくのだと思います。

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