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深夜の森にて @ヒメボタル

今年も仲間とともにヒメホタルに会いにいきました。
深夜の森を進むと遠くから光って迎えてくれました。
多分、いわゆる名所といわれるところにくらべて数はそれほど多くないかもしれません。
それでも、仲間以外に人はいない。
人間のざわつきがなく静寂に包まれています。
ウシガエルの声とときより枝が落ちるガサっという音以外は聞こえません。
深夜の森の空気はひんやりとしてにここちがいい。
やがて闇になれ、うっすらと白い靄に包まれていることを知ります。
ボクは相変わらずカメラなどを持ち込んで文明に毒されていますが、やがて操作をわすれてボーとしていました。
日々しらされるニュースも自分の日常のあれこれも、傾聴も、思索も、時間も、言葉も、存在も、、なにもかもがやがて消えます。
ただ感覚だけがそこに漂う感じ。
ああ、やはり人はひとりなんだなぁ、なんてことも感じません。

ということで、なんとかお見せできるのは意識のあったときの撮影の2枚だけ。あとは全滅でした^^;

最初は1匹の光の軌跡。
2分ぐらいの露光でしたが、映ったのは1匹だけ。
でも、かえって何かを感じさせます。
まっすぐではなく、でも進んでいます。


もう少し光っている場所に移りました。
今年は50mmのレンズをつかったので昨年よりも光の粒が小さいです。
それでも肉眼よりも粒は大きいかな。
6分の露光で階段を入れてみました。
当然、現実にはこんな風にはみえません。
一瞬一瞬が強く淡くひかり、消えてを繰り返します。
写真ならではの6分間の残像です。
背景もこんな風に見えることもなく真っ暗です。

なんだかテキストも感傷的ですね^^;
でもまあ、いいかな、笑

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