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季節はすすみ森も変わる@いつもの森

今週はめずらしく仕事も忙しく、かといって介護が軽減されるわけでなし息継ぎなしで潜水している感じだった。
窒息するまえに森へエスケープ。
諦め気味のミドリシジミ以外、目標がない。
こんな日は作品を撮ろうかなぁとか、いつもは行かない谷底の湿地で冬虫夏草を探してみるか、ってことを思いながら歩く。
谷底の湿地にはハンノキが生えていることもあり、ミドリシジミを完全に諦めたわけじゃない。
実は、いつもの森へいくまえに数年前にミドリシジミにであった湿地を訪ねた。結果は惨敗。毎年訪れるがあれ以来会えないでいる。
絶滅してしまったのだろうか?

さて、森についた。
とりあえずは先週のイチヤクソウを見に行こう。
先週の花はすでになく、先週蕾だった二株が咲いていた。
来週にはこの二株の花も落ちるだろう。
森の花の変化は早い。
先週とは違うレンズで撮ってみた。

ややピントが甘いかな
そしてもう一株

ツチアケビは、盗掘をさけるために手前に大きな木の枝が置かれていた。
せっかくなので、木の枝の隙間から前ボケ込で撮ってみる。

ツチアケビ

先週おしえてもらった、イモムシをみつけた。
かなり大きくなっていて笑えた。なんとか成虫になり羽ばたけるまで無事でいてほしいと祈る。

今回は、ひさびさの上の池を目指す。
上の池の周囲にも湿地があり、ハンノキ林がある。
が、おもいのほか湿地化していて、長靴でなければいけない感じだった。
はい、ミドリはいませんでした。
ここまで何も撮っていない。
ただ、翠はきれいな季節になったのだ。
なんとかいい翠をみつけて撮っておきたい。

こんな感じの翠はいかが?

ふと上をみると、オレンジの蝶がとんでいる。アカシジミかウラナミアカシジミだな。止まるのを待っていたが、どこかへ飛んでいってしまった。
かわりにウラギンシジミが木の頂きに止まっている。
空をバックに撮ってみた。

ウラギン空をみつめる

さて、以前から気になっていた谷底の湿地へおりていった。
冬虫夏草をさがしながら、ミドリシジミも探す。
結局どちらも見つからず、ツルアリドオシの群生がみつかった。

ツルアリドオシ
ツルアリドオシ

アカシジミが道沿いの枝に止まっていた。まあ、一枚撮っておくか。

アカシジミ

きれいなカゲロウが目の前に飛んでいた。
いわゆるメイフライってやつだ。
昔、フライフィッシングをやっていたことがあって、こんなモデルのフライ(釣り針)を作っては釣りをしていたことを思い出す。
フライフィッシングって結構難しくて、アマゴやイワナを騙せないのよ。
ただね、釣れたときは感動するね。
水面をパシャんと飛沫をたててフライを食う。
・・・今ならやろうとは思えない。
海釣りとかもやっていたけど、すべて辞めてしまった。
写真を撮り始めたせいかもしれないね。

尻尾が長い
幻想的な水面

ゆきのしたが咲いていたので、いろいろ撮ってみた。

ユキノシタ
ユキノシタ アップ
ユキノシタ 横顔

考えてみれば、水気があればハンノキがあるかもしれない。
ならば、どこでミドリシジミがでてもおかしくないわけだ。
と、考え直し全方向に集中して歩いていた。
今週は、サンコウチョウの歌声がよくきこえる。
それ目当ての鳥屋さんがウロウロしている。
そこに惑わされることなく、ミドリシジミをさがした。
で、目にはいったのが、ウラナミアカシジミ・・・のご遺体。
シダの葉にゆられながらおなくなりになられていた。
季節はすすみ短き命は受け継がれていく。

ウラナミアカシジミのご遺体。

したの池についた。
ひさびさに手前から撮ってみた。
翠がキレイだった。

したの池
とある花。

ほんとに撮るモデルがいない。
クモキリソウやジガバチソウは先週撮影した。
きっと同じような写真になるだろうから、撮らない。
エンシュウムヨウランはすでにすべての花は落ちてしまった。
保護のため囲われているなかには、何も花はない。
どういうわけかキノコもほとんどないのだ。
季節の変わり目の狭間なのかもしれないな。
ふと、光るものが目に入った。
ルビーの指輪、そうね誕生石ならルビーなの、、と歌っている場合ではない。
人工物なら撮らないが、そうでもなさそう。
むきになって、撮っていた。

実際はもっと光っていた。
光をおさえて、違う角度から。

なんなんだろう?
ってなことを考えながら歩いていくとミクロのハンティングが展開されていた。これがラストショット。
5時間も歩いてこんなもんである。

カメムシハンティング

まあ、気分転換にはなったからいいんだけど。
もう少し目標をもっていったほうが、張りがでるのかもしれない。

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