独酌独歩

お酒とハイキングを愛する50代独身日本人男性の平凡な日々。

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最近の記事

2022.09.17 御嶽山・日の出山

御岳山駅 ー 御嶽神社 ー 日の出山 ー 金毘羅尾根 ー 瀬音の湯

    • 2022.09.10 黒斑山・トーミの 頭

      • 河野啓『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』

        読む前から想像はしていたけれど、なんとも後味の悪い読後感であった。それも含めて、今この時期に読んでおいて良かったと思う。 そもそも、栗城氏は「登山家」と言えるであろうか?あくまで個人的な考えではあるけれど、虚偽や単独無酸素の定義などの論争部分を横に置けば、単純に彼の登山歴は「登山家」と呼ばれるに十分値するものだと思う。だが同時に、少なくともある時期から彼は「登山愛好家」ではなかった。残念ながら、本書を読むとどうしてもそう感じてしまう。 それを前提にすれば、彼は、登山家として

        • 内山節『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』

          帯に書かれた高橋源一郎氏の言葉と同じように、僕自身もキツネに騙されるようなことはないだろう。また、同じように、それがこんなにも重要で悲しいことで、さらに言えば、絶望的なことであることに今ままで気づかなかったことを悔やむ。 しかし、文中の表現を拝借して逆説的に言えば、身体性、生命性を取り戻せば、再び僕たちは狐に騙されるようになれるのかもしれない。そのような世界を取り戻せるのかもしれない。その道標は見えた気がする。そうでなければ、内山氏もこのような本を書く必要性を見出さない

        2022.09.17 御嶽山・日の出山

          今福龍太『ヘンリー・ソロー野生の学舎』

          今までソローの代表作である『森の生活』を記憶しているだけでも3回、途中で投げ出してしまったものも含めれば10回ほどは読んできた。 その感想といえば「このおじさんは一体何がしたくて、何を言っているのだろうか?」というものだった。しかし、同時にこの本の中には何かとてつもなく大事なものが記されているという直感があった。だからこそ、10回もチャレンジしてきたわけだ。 この本は、そんな霧のようなものをきれいに晴らしてくれた。そして、僕の直感めいたものが間違いではなかったことも証明してく

          今福龍太『ヘンリー・ソロー野生の学舎』