㉕ミャンマーを俯瞰する旅、第五弾:コータウン(ミャンマー・タイ国境)
2022年1月の記事です。
前回の続き、第五弾です。
オミクロン株が足音を立てずに忍び寄る前に、隔週で旅に出ていましたが、そんな旅も今回が最後にしばらく間を空けることになります。
1月15日にヤンゴンでオミクロン感染者が10名見つかったためです。
旅はたまに行くから、日常のメリハリがつくのであって、隔週で行くと少し疲れが溜まってくるという(当然の)ことが分かりました。
さて、今回、1月14~16日の2泊3日で行った「コータウン」とは、どこか?
大きな地図で見ると、ミャンマーで一番南の町だと分かります♪
むしろタイにあるように見えます。
もう少し拡大してみると、以下のように、ミャンマー・タイ国境のすぐ近くに位置する町です。
今回は、”Victoria Cliff Resort”というホテルのパッケージツアーでした。
まず、コータウン空港に到着して、コータウン中心部にあるVictoria Cliff Hotelでランチを取ってから、更に南下して、船の発着場所に行き、船で美しい島(Nyaung Oh Phee島)を目指すという道筋でした。
発着場所を出発して、1時間30分でニュアン・ウー・ピー島に着きました。
さて、遅くなりましたが、今回の旅行代金は、1人あたりホテル代が505ドル(1日3食、シュノーケリング代、移動の船代込み)、往復の飛行機代金が246ドルの合計751ドルでした。
第1回目のバガン・ポッパ山は、1人あたり合計320ドル、
2回目のインレー湖・カックー遺跡の合計388ドル、
3回目のパテイン・グエサンビーチの合計177ドル、
第4回目のピンダヤ+カローの合計288ドルと比較すると、
如何に高級か一目瞭然です。
しかし、結果としては、パッケージツアーでスキューバダイビング(100ドル)の経験も含めて、合計751ドルという価格は、破格でした。
旅の工程は、以下の通りでした。
コータウンの到着前の飛行機からの様子はこんな感じでした。
コータウン空港にあったVictoria Cliffの案内ですが、その上にTokyoの時計があって安心しました。Tokyo, Myanmar, Bangkok, Beijing時間がありました。
Nyaung Oh Phee島は、ハネムーンで訪れる方も多いことから、“Honeymoon Island”という名称で売込みをしていました。
島の夕方と朝の様子は、こんな感じでした。
サンゴ礁(石灰石)が砕かれてできた砂浜はサラサラで、海の透明度と魚の多様性という観点でも、私が今まで訪れたメキシコのカンクン、タイのプーケットと比較しても、飛び切りの美しさでした。
夜に波の音を近くでずっと聞くことができるテント形式の宿泊を、以前滞在した方にお勧めされていたため、迷わず選びました。
生まれてこのかた、海の波の音を聞きながら寝て、朝目覚めるという経験をしたことが無かったため、新鮮な経験でした。
また、テントの中には、大きなベッドと、エアコンも完備されていて、特段不自由なく、過ごせました。
カヤックは無料、スキューバダイビングは1時間100ドルで体験することができました。最近、ギックリ腰をやってしまって運動不足で豚みたいに太ってしまった私には、非常に良いリハビリの機会になりました♪
さて、単なる観光自慢にならないように、この一流ホテルVictoria Cliff Resortの経営状況をCEOとCOO(2人とも中国系ミャンマー人)からのヒアリング内容を紹介します。
ちなみに、このホテルのCEOは、中国系ミャンマー人ですので当然中国語が話せます。
テントの部屋には、ミャンマー語ではなく中国語のパンフレットが置かれていました。実際に、宿泊者のミャンマー人は全員、中国系ミャンマー人でした。
コロナ禍で国境を越えた行き来が制限されるなかで、Victoria Cliff Resortは中国系便りの経営になっているようです。
ミャンマー国内にいる中国人や中国系ミャンマー人は、中国共産党に対しては一切の関心がないため、共産党主導の中国本土からの進出によりミャンマーが乗っ取られるという話しではなく、むしろ住みにくい中国から逃れてきた中国系に商魂逞しい方が多く、それらの富裕層がリゾート地を訪れる割合が多いということです。
最後に、今回スキューバダイビング中に出会った海の生き物を紹介します。
海があまり得意でなかった私は、スキューバダイビングライセンスを取得する人の気持ちが全く理解できませんでしたが、今回初めて体験してみて、「未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)」によるものだと実感しました。
世界で一番綺麗な海の1つコータウン! 次回はスキューバダイビングのライセンス取得のために訪れようと思います。
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