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㉔ミャンマーを俯瞰する旅、第四弾:ピンダヤ+カロー

2022年1月の記事です。

新型コロナ感染症により、旅は行ける時にいつでも行ける身近なものではなくなりました。

旅=行ける時に、行かないと行けないもの、に豹変しました。

旅に出るペースが2週間に1回になるのは、旅に行けなくなる未来予想図を見据えているためです。
 
閑話休題
 
さて、2022年1本目の旅は、2022年1月2~4日のピンダヤ+カローでした。
 
この度は、第二弾のインレー湖+カックー遺跡の時に、お世話になったガイドさんに、彼女の出身のカローを強くお勧めされたため、帰り(12月12日)のヘーホー空港で、2022年1月2日の飛行機チケットを勢いで購入したことが、きっかけでした。

ヘーホー空港、カロー、ピンダヤの位置関係です

インレー湖+カックー遺跡と同じヘーホー空港を今回も利用しました。
前回は、ヘーホー空港から見て、東を旅しましたが、今回の目的地は西になります。
 
直前まで、旅行プランが決まり切っていなかったため、2日のホテルは前日にギリギリ滑り込みで押さえました。そのため、1泊目のホテル料金が17ドル、2泊目が40ドルと開きがあるものになりました。
 
旅行代金は、1人あたりホテル代、交通費代込みで288ドルの2泊3日旅でした。

1月2日(日)8時ヤンゴン発→9時20分ヘーホー着、10時30分ピンダヤ着、観光、16時ピンダヤ出発→17時カロー着、宿泊@Snow White Hotel

3日(月)4時間のハイキング、市内観光

4日(火)8時15分ホテル発、9時50分ヘーホー発→11時10分ヤンゴン着 

ピンダヤの様子

まずは、ピンダヤのマーケットに行ったところ、中国雲南省から来た1本6000チャット(40円以下)のビール、その名もMIKAILOが販売されていました。こちらの350ml缶のビールの相場は11000~15000チャット(70~90円)ですが、その半額でした!!!

その上には、ヤンゴンでは見かけない、タイのSinghaビールもあります(Tigerは手に入ります)
 
さて、「何故、ヤンゴンでは入手できない物資が手に入るのか?」、ガイドさんに聞いてみたところ、答えは、これでした。

「アジアハイウェイ(AH)」です。

ミャンマーには、AH1、2、3、14の4本が通っています。メッティーラという都市が、中国雲南省→ムセ→マンダレーと伸びるAH14とタイのチェンライ→タチレック→タウンジーと伸びるAH2が交差する点です。

カローやピンダヤは、メッティーラという交差点の近くに位置して、交通の大動脈に当たるため、各種輸入品が集まる、ということでした!

ピンダヤを含むシャン州は、どのマーケットに行っても物量が豊富でした。

民族衣装です
干し魚です
ミャンマーの通貨は信用がないので、ミャンマー人は給料が出たらすぐに金細工を購入します

ピンダヤ洞窟

新年らしいと言えば2022年1月1日から再開したピンダヤ洞窟がありました。
コロナ感染対策で1年近くも閉まっていたそうですが、1月1日をもって再開したようです。
 
山の中腹に洞窟があって、その中には、地元の人々が寄進した8000体もの仏像が安置されていました。

個人でも、仏像を持参して、お金を払えば寄進できるということで、色んな国の方が寄進していました。

このクモのオブジェは、この洞窟の由来になっていますが、詳しい話を忘れました(; ・`д・´)

ピンダヤの傘工房

また、パテインに引き続き、こちらのピンダヤでも、傘工房があったので、行ってみました。
この工房では、傘の紙を作るところから、見せて貰いました。植物の根っこを何度も木槌で叩いて、繊維を取り出してから、それを木の枠に広げて乾燥させるという手順でした。

 社会科見学のようで、懐かしい気持ちになりました。

傘の骨子となる、木の箇所も職人さんが1人で手作りで作っていました。

傘を開く際に、押す部分のパーツも、細かい仕掛けがされていました。

職人さんの芸が沢山詰め込まれた傘は、意外と安く、小さいものは1本5000チャット(300円)、大きいのもので15000チャットでした。カフェなどのテーブルに備え付ける巨大パラソルは、1本90万チャット(5400円)で、色やデザインを指定して注文や発送も受け付けるということでした。

将来、カフェを開こうと思う人にとって、お店の雰囲気づくりの1アイテムになるかもしれません♪

カローの様子

さて、ピンダヤだけでだいぶ、スペースを使ってしまいましたが、肝心のカローの様子に移ります。

カローは、日本でいえば「軽井沢」です。お金持ちのミャンマー人が、別荘を構えています。

標高は1320mで、イギリス統治時代から避暑地として親しまれてきました。また、民族色豊かで、ビルマ族、シャン族のほか、インド系ムスリムやイギリス軍を退役した元グルカ兵のネパール人も多いです。

観光客には、山岳民族の村を訪ねるトレッキングが有名です。
 
まずは、ベタですが、観光客に有名なお勧めカフェの、Café Kalawに17時に行ったところ、入口はオシャレな普通の雰囲気ですが、店内のお客を見ると、ミャンマーとは思えないほど、みなさま厚着です(笑)

1月は結構冷えるカローです
日本人の方の素敵なイラストが飾ってありました
寒いので誰も座りませんが、ピンダヤの傘が使われていました

その後、ネパール料理屋さんに行きました。
その名も、、、

1品1品が小皿で、少量だったため、沢山の種類を試すことができました。

宿泊したホテルの夜も、かなり冷えました。暖房が欲しいぐらい冷えましたが、厚い毛布があったので助かりました。

翌朝のホテルからの光景は、町全体にもやがかかって、幻想的でした。

その後、乾季らしいからりとした快晴に恵まれて、5時間近くトレッキングを満喫することができました。

バナナがいたる所になっていました

途中に少数民族の村を訪れて、少数民族の衣装を着て記念撮影をするという体験もしました。

トレッキングは、何十というコースがあって、何回もカローに足を運ぶ人も多いということでした。
カローは、1回だけではなく、何回か来て色々なコースにトライしたいと思える場所でした。
 
最後に、私は大の犬好きですので、旅の度に、犬の写真を撮っています。カローで撮った犬の写真の一部をおすそ分けします♪

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