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㉒ミャンマーを俯瞰する旅、第二弾:インレー湖+カックー遺跡

2021年12月10日の記事です。
前回、2021年11月27~29日のバガン+ポッパ山に引き続き、12月10~12日にインレー湖、カックー遺跡、タウンジーを訪れました。

インレー湖、カックー遺跡は、以前「地球の歩き方」の表紙を飾っていた場所です。

特に、カックー遺跡は、日本のテレビ番組で取り上げられていたため、ずっと訪れてみたかった場所でした。

1人あたり合計388ドルで、ホテル代、交通費、ガイド代込みの2泊3日旅行でした。※飛行機代は片道76ドルでした。

2021年12月10日(金)7時ヤンゴン発→9時30分ヘーホー空港着、インレー湖観光、宿泊@Aureum Palace

11日(土)ホテル→カックー遺跡、タウンジー、ワイナリー×2(Aythaya VineyardとRed Mountain Estate Vineyards & Winery)、宿泊@Aureum Palace

12日(日)9時50分ヘーホー空港発→12時25分ヤンゴン着

まず、前提知識として、今回の旅路はシャン州がメインです。
シャン州は、非常に広大で、ミャンマー全体の国土面積の25%を占めます。
州都のタウンジーにも立ち寄りました。

シャン州の場所
インレー湖の場所


シャン州の治安(2021年12月当時のため注意が必要)

まず、ガイドの方に、「シャン州は安全なのか?」と尋ねたところ、
「シャン州の人口はヤンゴンの人口と同じ600万人ぐらい。面積は国土の25%を占めていて、国軍や警察は誰がどこに住んでいるか、住民を全て把握しているはずなので安心です。ヤンゴンは色んな人が流入してくるから、危険でしょうけど、シャン州は盗難も無くて安全なので、安心して下さい」
という回答がありました。

旅路は、本当に安全で、検問所1か所で警察を見た以外、一切警察に会うことがありませんでした。
※2021年12月当時の状況ですので、最新の状況を把握下さい!
 
それでは、印象に残った順番で取り上げます。まず、カックー遺跡です。

1.2478の仏塔がひしめきあうカックー遺跡

インレー湖のホテルから南東の方角に、ガタガタ道を車で行くこと、
約1時間30分で到着します。

なぜ、こんなところに仏塔が沢山できたのだろうと思うほど、辺鄙な場所にありました。
 
ミャンマーで「この規模の仏塔がなぜこんな場所にあるのだろう?」と尋ねると、多くの場合「最初にこの場所で、仏陀の髪の毛が見つかった」という、はじめに仏陀ありき、の回答です。ここも同様でした。(笑)

引きで撮ったカックー遺跡
カックー遺跡の問です。いよいよ中です。

多くの方が、仏塔を寄進したがるため、仏塔の数は徐々に増えているようです。これは、どのパゴダにおいても、ミャンマーあるあるです( ;∀;)

凄い仏塔の数でした。種類も豊富です。

上空から見ると、以下のように仏陀の足の形になっています。
そのため、敷地はこれ以上、拡張できません。

Detailも細かいです

2.人々の湖、インレー湖

インレー湖のボートクルーズは予想していたものとは違い、心の底から楽しめました。

イタリアのベネチアに行くのも良い経験ですが、ミャンマーのインレー湖は広大で市民の生活が根付いていて、ベネチア以上に良かったです。
湖の上に暮らしている人が沢山いて、子供の時から、湖に飛び込んで遊み、船を操り、魚を取っています。
 
インレー湖は、さぞかし観光地化しているのだろう、と思っていた私の予想は裏切られる形になりました。

観光ガイドブックでは、以下の写真を良く見ますが、インレー湖は想像以上に広く、植生が豊かで、人々の営みを観察できる場所でした。

このような形で3人で1つのボートにのりました

インレー湖畔にホテルを予約すると、自動車が必要なくなります。どこに行くにしても、全て水上ボートのみで済みます。

船で宿泊先に行くことができます
インレー湖のテッパンです。本当にこのような姿勢で、魚釣りをしていました。

船から上空に向けて餌を撒くと、大量のカモメが集まってきました。かなり近い距離で、カモメの飛び方を観察できました。

餌を上げた代わりに、糞をいただいてしまったので、道中で穢れを落としました。(笑)

銀細工や織物で有名なお土産屋さんも船でアクセス可能でした。

ここは銀細工のアクセサリーと服を売っていました
こちらでは、様々な織物を売っていました。
実際に織っている場所も見学可能です

有名なパゴダにも行ってきました。

船でどこにでも行けます♪
売り子の人たちが一気に集まってきます

インレー湖の魅力は、1度だけではわからないので、もう1度行ってみたいと思いました。

3.シャン州の多様な人々

5日に1度開催される五日市に行きました。黒い衣装のパオ族の人々が目立ちました。ミャンマー好きに転じる方は、往々にして、ミャンマー人の温かさに触れているわけですが、私も例外ではありません。

地方に行くたびに、ミャンマー人の温かさに触れることができます。

黒い衣装のパオ族の人たち

五日市では、外国人の私たちに対しても、押し売りをすることもなく、分け隔てなく、ニコニコしながら話しかけてくれます。

もちろん、私は、出来る限り、買い物をして地域貢献しました。

五日市には、大量の商品が出品されていました。道中では、国境を接している中国やタイから荷物を運んでくる大量のトレーラーに出合いました。シャン州には、ヤンゴンに住んでいると分からない、独自の経済圏が確立されていました。

そして、シャンの方々は、見た目が日本人(中国人?)に近いため、親近感を感じました。
シャンの人々で厚着をしている人がいるのは、朝と夜が冷え込むのと、そもそも寒いのが苦手なためです。

シャン州にきて、如何にヤンゴンが都会で、地方の人たちがヤンゴンを危険である、と認識しているかよくわかりました。

一部の地方で、戦闘が起きていることは事実ですが、ミャンマー全土が危険なわけではないことが、実感できたのは、大きな収穫でした。
 

シャン州の食べ物

最後に、シャン州は、食べ物が豊かです。

トウモロコシ、トマト、小麦、米、豆類などの一大生産拠点です。

私は、シャンヌードルが好きで、普段週に2回は食べますが、本場のシャンヌードルは、米麺がつるつるしていて、美味しかったです。

以下は、州都のタウンジーで食べた、シャンヌードル+餃子セットです。全部で200円以下でした。

また、何ときな粉がけわらび餅のようなものも発見しました。
非常に美味しかったです。

シャン州は、日本と食文化が近いとしみじみ感じました。

シャン州は、気候も食べ物も素晴らしいです♪

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