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コーヒーブレイク

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コーヒーブレイクの記事を集めました♪
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#霞が関

劣等感(コンプレックス)の超克 Part6(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 省内の人事を巡るバトルであるGreat Gameの話です。 民間企業の会社員も、入社してから10年ぐらいすると、人事管理をしなければいけません。 入社してから数年間は、自分のことだけ考えて、自分の仕事をしていれば良いですが、管理職に近づくと、自分の所属する課に所属する人たちの人事管理(マネジメント)をしなければいけません。これが本当に、本当に大変です。 省内の人事を巡るバトル 私の所属する省庁では、はやくも8年目の総括補佐(=中間管理職)の時に、課員

劣等感(コンプレックス)の超克 Part5(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 今回は、全く休暇がなく、睡眠時間も削り、非人間的な生活を送っていた地獄の法律改正業務を終えた後のストーリーです。 社会人8年目の新しい部署では、管理職の1つ下のポストである総括補佐を拝命しました。 国際会議の運営 法律改正で、勤務時間が恐ろしく長く、コンプレックスしか感じていなかった部署から、英語を使用する国際会議の運営をする部署にきて、Comparative Advantage(比較優位)を感じました。 留学の成果である英語力を活かせるポストだっ

劣等感(コンプレックス)の超克 Part4(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 東村アキコ先生の「かくかくしかじか」 前回から時間が空いてしまいましたが、東村アキコ先生の「かくかくしかじか」5冊を一気読みして、以下のシーンに涙ぐんでしまいました。 東村アキコ先生の漫画家としてのコンプレックスをあけっぴろげに打ち明けたストーリーに共感しました。弟子と師匠に美しい関係が描かれています。 「かくかくしかじか」を読んで、「あ~、書(描)かなければ!」と、自分のコンプレックスの連載記事を思い出しました。 本題(留学後の話し) さて、本

コーヒーブレイク18回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part5(外務省の紹介)

前回17回目に続き、Part5です。 中途の方向けの国家公務員、霞ヶ関の説明です。 今回は、私がわかる範囲で、各省紹介をします。まず、5大省庁(以下の赤囲い)を紹介します。 各省庁の働きやすさ Openworkが23年7月26日に公表した、進みゆく学生の”霞ヶ関離れ”、実際に働く職員のリアルな声と提言、を参照します。 1府11省をピックアップし、2023年7月時点での8つの評価項目を分析して、働きやすさを示したスコアがあります。 (1府11省は、内閣府、総務省、法務省

コーヒーブレイク16回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part3

前回15回目に続き、Part3です。 今回は、中途で霞ヶ関の国家公務員を目指す方に向けて、霞ヶ関の雰囲気をお伝えしたいと思います。 桐島が官僚を目指したきっかけ それでは、今更ですが、私が官僚を目指したきっかけをお伝えします。 私は、1年浪人して、東京都内の有名私立(経済学部)に1年間通っていました。 そこから、京都の大学に入学しました。 そのため、実質的に2浪という状態で大学生活をおくりました(当時は2浪だと就職が不利という都市伝説もあり)就職に関して、1発で終わ

コーヒーブレイク15回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part2

前回の14回目の続きになります。 今回は、いま現在のキャリア官僚が立たされた位置付けを解説します。 現在の岸田政権と霞が関の距離感 まずは、以下の書籍を参考に、現在の岸田政権の霞が関の距離感を解説します。 安倍政権の時は、経産省出身の今井総理秘書官が、重要政策を自ら主導して権力を独占していました。 さて、現在の経産省出身の嶋田秘書官は、どうなのか見ていきたいと思います。 ちなみに、総理には2人の政務秘書官(霞が関の官僚出身ではない人と経産省出身の嶋田秘書官)と6人の

コーヒーブレイク14回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part1

知人から、私の所属している組織の中途採用に興味があるという連絡がありました。 そこで、最近の国家公務員事情を解説したいと思います。 ちなみに私、桐島は、国家公務員1種(2013年から総合職という呼称に変更されたが、いまだに組織内では1種、2種、3種が使用されています)で、経済の試験区分で事務官として入省し、霞が関の「とある省庁」に所属しています。 私は大学生の時に、霞が関には5大省庁という大きな権限を持っている役所があると習いました。 それは、財務省、経産省、総務省自