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ミャンマーを知ろう♪

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ミャンマー関連の記事を取りまとめました。 1つの記事に、6~8時間程度かけて、ファクトチェックもして、コツコツと丁寧に作り上げています♪
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記事一覧

㊺ミャンマー情勢(Gen ZがJTCを目指さない理由が判明@ミャンマー)

Damn Shit, JTC(JTCクソ食らえ) ミャンマーにおいて「Generation Z(Z世代)がJapanese Traditional Company(JTC)を目指さない理由」が判明しました!!! 私は、最近、Z世代の理解のために、 などを読みました。 また、頻繁にミャンマー国内の若い経営者やベンチャー企業で働く日本人と交流しています。 そこで、ようやく、日本の伝統的な大企業(JTC)のやばさに気づいてきました。 最近では、日本の大企業も本社では、東

㊹ミャンマー情勢(エネルギー不足、2024年8月、9月乗り越えらえるか?)

前回に引き続き、ミャンマー経済の悪化状況です。 2024年8月の足元の様子 私、桐島は、ミャンマーは2024年度いっぱいで終わる(=外国企業の経済活動が停止に陥る)と予想しています。その2025年3月に向けて、悪化のスピードを記録しておきます。 今回の主題は、「エネルギー不足(⒈ガソリン不足+⒉電力不足)」です。 ⒈ガソリン不足 2023年12月に起きたガソリン不足ですが、またもや、起こっています。 ガソリン不足って、日本だと2011年3月11日以降に、ガソリンの

㊸ミャンマー情勢(やっぱり2024年でオワタ( ;∀;))

前々回の記事で、「ミャンマーは2024年に経済の限界を迎える」という趣旨の記事を書きました。現状、2024年8月1日時点で、一向に経済の好転材料が見つからない状態です。 売れば売るだけ赤字 前回紹介した通り、現在、国軍が生活用品の価格のコントロールに乗り出しています。 実際に、スーパー4社の価格決定権がある担当者4人各人が、(国軍が勝手にでっちあげた)罪に問われ、拘束されています。 結果として、例えば、大手のMarket Placeというスーパーに行ってみると、価格設

㊷ミャンマー情勢(日本人の拘束、国軍の暴走、新たなPhaseへ)

前回の続きです。前回のタイトルは、「2024年が経済の限界か?」でした。 ただいま、ミャンマーは、日本人が拘束されたことで、また注目を浴びるようになりました。 日経新聞記事の情報 まず、日経新聞から日本人拘束の内容を抜粋します。 物価高対策の解説 ミャンマー経済の詳しい実態は、以下で解説したので、以下をご覧下さい。 現在、ミャンマー軍政が統制しているのは、以下の5つです。 1.米ドル(記事㊵参照) 2.金(記事㊵参照) 3.燃料(ガソリン、軽油) 4.食料油(パ

㊶ミャンマー情勢(2024年が経済の限界か?)

前回のミャンマーオワタの続きです。 ミャンマー経済は危機的状況ですが、2024年に起きている不穏な動きを報告します。 世界銀行レポート(2024年6月12日) 世界銀行がレポートを公表しました。ミャンマーの経済状況が1番よくわかる資料ですので、最新の情報にキャッチアップしたい場合は、参考にしてください。 少しだけ内容を紹介します。 経済見通し(発展停止国) ミャンマーの2019年の実質GDP成長率は、6.6%でした。 しかし、2020年、2021年とそれぞれ、マイ

㊵ミャンマー情勢(救いようのない絶望の国)ミャンマーオワタ(_ _)

前回の続きです。久々に現在のミャンマーの経済情勢をまとめます。 経済音痴の将軍様(バカ殿)独裁国家の将軍様というのは、かなりオツムのレベルが低いです。特にミャンマーはドンピシャです。 いくつか例を挙げたいと思います。 ミャンマーに投資が来ないのはおかしい!?by副司令官 現在のミャンマーにおけるNo2のソーウィン(Soe Win)副司令官は、5月23日にこう発言しています。 「タイと比べて、海外からミャンマーへの投資が少ないのっておかしくない?!誠に不満じゃ!」

㊴ミャンマー情勢(ミャンマー人男性の国外脱出制限)5月15日情報追記

5月3日にYahooニュースに以下の記事が掲載されました。 ミャンマーのNewsがYahooニュースに取り上げられるのは珍しいことです! ミャンマー軍事政権“国外就労”男性の出国を一時禁止 兵役逃れ防ぐ狙いか(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース さて、前回㊲で、多数のミャンマー人が日本を目指していることを解説しましたが、まさか、その動きに歯止めをかける行為が起きています、、、 記事を引用します。 さて、今回のミャンマー政府による急な措置(=男性の渡航許

㊳ミャンマー情勢(ミャンマー経済の分析方法?)

みなさま、それぞれ思考の型があると思います(これをコンサル業界ではフレームワークと呼びますね)。 コンサル業界でのフレームワークについて学ぶには、以下の本が必読です。 ※コンサル就職を目指す学生には必読書とお伝えしています。 ミャンマー経済分析の反省(-_-) 社会科学の学問分野では、様々なフレームワークがあります。 私は、経済学部出身ですので、1→2→3の順番で経済を見てしまう癖があります。学部で習う順番です(IS曲線→LM曲線→フィリップカーブ) これを日本の政

㊲ミャンマー情勢(日本のミャンマー人)

【2024年8月6日:図表を最新のものに差替え済みです】 さて、前回㉞で「ミャンマー人の国外流出!」を取り上げました。 今回は、ミャンマー人の流入先である日本の外国人の最新データをお示しします。 私の知り合いで、ミャンマーに縁のあるため、ミャンマー人のために何か役立ちたいと思っている人が多数います!!! そういった人は、ミャンマーから逃れてきて、日本に暮らしているミャンマー人に対して、何かしらの支援ができます♪ かくいう私も、日本でミャンマー人に何かしら情報面で貢献を

㊱ミャンマー情勢(Part2:ミャンマー人の強制徴兵!)

今回は、ミャンマー人の徴兵制について、40日前の前回記事からのアップデート情報をお伝えします。徴兵制の詳細は、前回記事をご覧ください。 2月10日(土)の徴兵制の発表から、約1ヶ月以上が経過する現在、既にヤンゴン市内でも、全国的にも実質的な徴兵が開始されています。 経緯 なぜ、4月22日(軍が元々言っていた徴兵時期)を待たずに、国軍による住民の連行やくじ引きが行われているのでしょうか? 国軍のインセンティブ 結果として、現場の国軍兵士が、拉致→身代金要求→解放→場合

㉟ミャンマー情勢(ミャンマー人の強制徴兵!)

前回からだいぶ時間が経過してしまいました。 2024年2月10日(土)から、ミャンマーの若者に激震が走っています。 きっかけは、国軍が、国民の強制兵役を可能とする人民兵役法(People's Military Service Law)の施行です。 兵役の対象は以下です。 なぜ徴兵制が開始されたの? なぜ、徴兵制が開始されたのでしょうか? これには、2023年10月27日(1027作戦)に、ミャンマー国軍が大敗北を期したことが関係しています。 国軍が負けた相手は、

㉞ミャンマー情勢(ミャンマー人の国外流出!)

前回、ミャンマーの経済状況を記載しました。 今回はミャンマー人特集になります。 桐島が、大学やセミナー等でお伝えしてきた内容の総まとめです。 ミャンマーの教育制度 まずは、ミャンマー人の教育制度の紹介です。 非常にアクセス数が多いコンテンツになり、感謝致します(*‘ω‘ *) ミャンマー人の日本語ブーム 1年に2回(7月、12月)開催されるJLPT(日本語能力試験)という試験があります。 2022年12月のJLPTの受験者数は、以下の通りでした。全世界で約43万人

㉝ミャンマーの経済状況(経済制裁関連)

今回は、珍しくミャンマーの最近の経済情勢を解説します。 ※8月9日に「シンガポールの銀行の動向」を追記 ミャンマー経済の基礎(世界銀行のレポート) まず、はじめにミャンマーのような途上国には、往々にしてデータがありません。 そのため、データ取得、データ作成、データ分析をできる世界銀行のレポートは貴重です。 半年に1度発行されているミャンマーのレポートがありますので、ミャンマー経済の詳細を知りたい方はご参照下さい。 Myanmar Economic Monitor Re

㉜ミャンマーを俯瞰する旅、第十二弾:バゴー

最近、PCが不調だった桐島です。 不調を修復しようとして、色々と試して、最終的にHPの修理センターに持参したところ、既に過去のデータが削除されていると言われました( ;∀;) 普段から、自分のPCのデータを保存していなかったことを、後悔しました。 さて、今回は、6月3日、4日でヤンゴンから近場のバゴーに行きました。 ヤンゴン市内からは、約1時間40分で行ける距離です。 シュエターリャウン寝仏(Shwe Thar Lyaung Pagoda) バゴー名物の、寝仏です。