マガジンのカバー画像

読書ノート

53
読んでいる本、読んだ本、読みたい本についてつれづれ書いている日記のようなもの
運営しているクリエイター

2022年4月の記事一覧

読書ノート2022/04/09

がつがつと本を読み進めて、なかなか消化しきらない時というのがある。いままさに。短く気の向くままに記録する。

山本文緒さん「自転しながら公転する」(新潮社)は人生の讃歌だった。あたたかなエール。女性が主人公で特に女性向けのメッセージにあふれた作品だけれど、男性の自分が読んでも響くものが大きかった。「幸せにならないといけない」というある種現代の呪いを、優しくユーモラスに、解きほぐしてくれた。

カー

もっとみる