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オリジナルマンガ「根国の巫」をKindleインディーズで公開しました!

サムネ用に作成したのに間違えて別の画像アップしてしまったので、こちらでアップ!

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Kindleインディーズの審査に通りました!ε-(´∀`*)ホッ

タイムレス(あえて転生とは言わない)ホラー神話ミステリーになります(…予定です)
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何かしらご感想いただけたら爆喜びます。

宜しくお願い致します。

今問題になっている原作と脚色とオリジナルのことを少し…


私のような業界の片隅で肩で息しながらなんとか生活できている漫画家には「ドラマ化」など別の世界の話ですが、本当に胸が痛いです。漫画家の立場というより「改変」しなくてはならない側の人間としてなんですが。

最近の漫画界では(特に電子書籍界隈)原作付き、シナリオ、ネームは別作家、漫画家は「作画」のみという形態が増えてきているようです。
私自身もオリジナルらしいオリジナルは20年以上描いていません。女性誌のお仕事も最近は「こういう話を描いてください」というプロットが送られてくる「編集原作」になっています。
私の描くお話しに魅力がないと言われてしまえばそれまでですが、とにかく「同じような絵柄」「同じような話」「同じような世界観」を出版社側が求めているように思います。

以前(8年くらい前だったかな?)ある出版社に持ち込んだ時、「最近の漫画家さんは1枚絵はすごくいいのに漫画が描けない、1巻はジャケット買いで手に取ってもらえても2巻以降は買ってもらえない」とぼやいていました。そうぼやかれても、コミカライズのお話はふっていただけなかったので、そういう点でも私には絵の魅力も漫画の魅力もなかったのでしょう。

お情けでいただけた某小説シリーズのコミカライズもそろそろ原作が尽きてきますし、私以外の作画担当の先生方が素晴らしいので、私が描く必然性もなくなってきました。
このコミカライズは、もともとファンから出発しているので、作画にはそれなりの自負を持っていましたが、紙の本を手に取ってくださる方(編集さんにも)には関係がないものなんですね。
むしろ「原作を台無しにしやがって」という原作ファンの方の目がいつだって怖かったし気にしていました。
とはいえ、そんな感想すらいただけないのが現実ですが(苦笑)

今更オリジナルなんて…


「エロが描けない」「ファンタジーが描けない」「恋愛が描けない」
自分にはもう描けるものなどないと「出来ない理由」をあげてずっと自分に言い訳をしてきた20年でした。
でも、私もあと何ページ漫画を描くことができるかわからない年齢になってきました。実際、同級生、年下の漫画家仲間が何人も他界しています。彼女たちはきっちり作品を仕上げて旅立たれましたが。なぜ、人気も才能もあった作家が若くして亡くなり、私のような底辺作家が残されるのか… 最高にポジティブに考えれば「描かなければならないものがある」からなんでしょうけれど、その「描かなければならないもの」もわからなくなっていた20年でもあったように思います。

母のことが1つのゴールを迎え(あくまでも折り返し地点)、自分の後始末を考えたとき「やはりオリジナルは描いておきたい」と強く思いました。
出版社にはどこにも相手にされませんでしたが(苦笑)今は自分で作品を発信できる環境が整っています。発表したところで何のリアクションもいただけない可能性もあるのですが、もう終活の1つとして表に出していけたらなと…
「根国の巫」は私の初オリジナル長編になると思います。
ひとりでも読んでいただける方がいてくれたらそれだけでうれしく思います。

「娘ですが親の介護は致しません」ともども「根国の巫」も宜しくお願い致します。




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