見出し画像

ドラマのレビュー_048_勝利の方程式

天才子役と脚本家がやる法廷ドラマって盛り上がりそうなのに、甲乙丙なら乙ですね。惜しい所もあって普通のドラマだった。結構人があっさり死ぬので、その思い切りは良くてそういうところがもっと際立つと抜けた存在になれたかもしれない。でも例えば風間俊介の相棒の嫁が死ぬんだけど、そこにショッキングな感じがなかったのは感情移入する必要がない人物の家族が死んだからなんだろうなってのも思ったので、誰が死ぬかも大事だよね。あと復讐に燃える動機(志田未来にとっては親友を救う動機)が物語を語る前に起きた事件で、バディものなのに志田と風間双方の動機を作中の過去に置いてしまったのが視聴者を置いてきぼりにしたのかもしれない。出来は悪くはない、カタルシスもない、感動はしない。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

大好きなものを一生懸命バイアスをかけずに評価しているつもりです。 同じようなことを思って笑って貰えたら怒って貰えたら嬉しいです。