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ドラマのレビュー_040_17才の帝国

映像のクオリティは高いけど、17歳の総理が結局本当は何がしたかったのかは不明。最終的に独白で語るのが雰囲気邦画の典型だなぁ、という感想であまりスカっとはしないし、最後独白でこのドラマはどういうドラマでした、みたいなのを教えてくれた上に「これからも我々は考えなければならない」って松本まりかが言うので、いやそれを登場人物に言わせたらもう全部終わりだろうがよォ...、って思いました。色んなことを理想・現実/未来・過去の両面から語ろうという感覚も心地よく、テーマもわりと明確で、 キャラ登場のさせ方も分かりやすくキャッチーなのに、見終わった視聴者に何か残りにくい気がする。最終的にデジタルでアナログなお祭りをやるってのが着地点としては見えてて分かりやすいのに、その着地点への起承転結において「起承結」しかないような感じがした。テーマとドラマがズレている。音楽はとてつもなく良かったので、そこは他ドラマとの違いが明確にあったような気がする。あと全ての登場人物は染谷将太の礎で政治は血筋である......って結論なのは皮肉なのかな?

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大好きなものを一生懸命バイアスをかけずに評価しているつもりです。 同じようなことを思って笑って貰えたら怒って貰えたら嬉しいです。