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ドラマのレビュー_086_下剋上球児

主題歌の強さよ。主題歌の強さがすごいのでペペペ、ペペペ〜……とF.Iから曲が入ってくるともう絶対熱いパート。このイントロのBGMぽさで作中の点描を盛り上げつつ、じゃあ歌が入ったらっていうと激熱演出になるので二度おいしくsuperfly凄い。あと野球シーンの整合性が結構高いのも良い。演出で良かったのはやっぱり5話。食事してて鈴木亮平の過去話を聞いた子どもたちが泣いたり、励ましたり、笑ったり、各々その場の空気を感じたりしてる演出がやはり良かったと思う。ただのストーリー上の出来事じゃなくてその場にいる登場人物の心の問題として表現できていた。「苦しむ→慮る→救われる」の段取りでずっと教師から生徒だったのが、ここで生徒から教師にきちんとベクトルが向かれていた。あと刺さったのは最終話で中沢元紀(エースの犬塚)が電話勝利報告するシーンが良かった。勝っても負けてもずっと努力してたことが終わったときってホッとするんだよなって。

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