3障三浦の世界陸上6位入賞

■第19回世界陸上競技選手権大会 第4日(日本時間23日、ハンガリー・ブダペスト)

男子3000m障害で日本勢として20年ぶりに決勝に進んだ三浦龍司(21、順大)が8分13秒70の6位。東京五輪で7位入賞の三浦が、世界陸上でも日本人として史上初の入賞を果たした。………
レース後は 「(東京)オリンピックの時より1位上がったって感じになりましたけど、ラスト動かせずに抜かれてしまったのは詰めの甘いところが出てしまったなと思いますし、もうちょっと削れたんじゃないかなと思います」と話した三浦。日本勢初の入賞の快挙にも「(6位については)自分のなかで消化できればすごくいいものになると思いますし、少しづつステップアップすることで間違いなく自分の目標には到達できると思うのでマイペースでやっていきます」と満足はしていない。………(TBS NEWS DIGより抜粋)

順大陸上男子長距離のファンである自分としてはやはり今日の快挙は見逃せない。戦前予想だとメダル獲得も有り得ると言われていたし、本人も自信を匂わせていたので多少残念であった。動画を見てるといまいち、ゴール前の持ち前のラストの切れが欠けていたし、ゴール後も、いつもだったら余裕綽々の顔をしているところが、今日はめいいっぱいといった感じに見受けられた。世界レベルの駆引きで普段より疲弊してしまったのだろう。東京五輪の時程ではなかったにしろ調子はまずまずだったのではないか。それを考えると、メダル獲得にはもう一歩のレベルアップが期待される。本人も詰めの甘さが出てしまったと言っていた。ただ、三浦に対して僕が面白いと思うのは直後に「マイペースでやっていきます」と言ってのける辺りなのである。この天才的余裕には憧れる。優等生タイプにはこれが言えないんだよなと染み染み思った。来年は、ニューイヤー駅伝には参戦しないという条件でスバルに入社するとの事。駅伝という呪縛から解き放たれればもっとやれると思うので期待している。順大長距離は関カレ以降、三浦以外の活躍が聞こえてこない。駅伝シーズンは厳しいものになるだろうが、この度のニュースで奮起する事を願っている。


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