妄想する男7

最近自民党が補選で三連敗を喫した。僕やnoterの皆さん、日々創作活動にいそしむ人達にとってはどうでもいい事ではあるのだが、それを度外視してちょっと高みに立ち眺めると面白そうだと思ったのである。
正直言ってこれだけで判断出来ないかもしれない。つまり自民党が弱体化してきたと考えるのは早計かもしれないと言っているのだ。例えば、東京15区の補選なんかは、小池都知事の流れを断つ為に元々あった(自民の)固定票を割ったという人がいるからである。
こんな事ははっきり言って一般庶民にはどうでもいい事なのだ。僕はここまでの文章で「どうでもいい」を2連発した。本当にどうでもいいのである。自民党や政治家に限らず、政治界隈に属する人々(政治評論家やジャーナリスト等、政治に関わる全ての人々)がどうでもいい事ばかりやってきた為に、政治の記事を書いたって誰にも読まれなくなってしまったのだろうと思っている。小池さん が学歴詐称をやっていた事、その子分の乙武さんには勝たせまいとする流れがあるとかの床屋談義が好きな人達は最近めっきり減っているのだ。仮に、そういう暗躍する流れが本当に存在するからと言ったってどうって事はない。親米派と親中派の外国勢力を背景とする熾烈な暗闘の結果であるのだとかいう暴露がなされるのであれば僕は拍手を送るつもりである(東京15区が外国のそれに当たるかどうかは知らない。ただ、きな臭い暴露が成される背景には多少とも血生臭い存在があってもおかしくないと思って僕がテキトウに言ったのだ。そもそも、盛大な陰謀を図るという事を平和な日本人が出来るだろうか?15区が盛大と言える範疇にあるかどうか判断は各々に任せるが。せいぜいが、この僕のような誰にも影響をもたらさないであろう一個人の頭を引っ叩く為に何かしらの罠が張られる様なちっぽけなものと、日本人単独で画策された陰謀の相場なんて程度が知れているのだ)。しかしそれ以外は全部駄目だ。時間が経てば人は見向きもしなくなる様な話題である。もっと本質論で勝負しようじゃないか。
さあそろそろ本題に入ろう。そもそも補選というものは、その選挙区の主が倒れたからこそ代わりに行われたのであって、元々あった流れ(以上3つの選挙区は今迄自民によって占められていた)が弱まっていくという性質にあるものなのだ。直前に裏金問題が重なったのもあって元々負ける定めにあったと言えよう。ただ、自民党が弱体化の過程にあるのは間違いないだろう。でも本来、既存の政党には野党も含めてまだまだ可能性があると言える(既存と言ったのには理由がある。既存は全国に基礎票を持っているがその他は全く持っていないという当たり前過ぎるけれどおさえて置きたい視点)。
「消費税0」
これを声高らかに言えば良いのだ。何故自民党は言えないんだ?特に公明党の支持層なんかには貧しい人が多いじゃないか(これは失礼だったかな?自分も貧しいから許してくれ)。今迄上げてきた経緯があるから無理だと言うなら立憲民主党や維新の会はどうなんだ?国民民主党はそもそも他力本願であるのがバレているが、今からでも改心してくれたって構わない。
僕に言わせれば連中は本当の腰抜けである。過去からなんのしがらみも無いのにたったこれっぽっちさえ言えないのだ。昔消費税を上げた野田某が立憲民主党にはいる事はいるが、こんなおっさん一人の事情と国民全体の未来のどっちが大事なんだろう。物価高騰やインボイス制度等によって財布に益々圧力がかかってきているのだ。

「消費税率を2030年までに15%に、2050年には20%へ引き上げよ」

IMF(国際通貨基金)が図々しくも内政干渉してきているが、そんなの全然関係ない。日本は日本の道を行くだけである。連中はそもそも何を心配してくれているんだ?僕は何か意味ありげにIMFの主張を取り上げてみた訳だが、全く不必要な抜粋であった。
個人的にはろくでもない政党だと思っているが、この点だけは令和新選組に頑張って欲しい。「消費税0」という恩恵だけは上手く預かって上手く連中を退場させる術はないものだろうか。「消費税0」に加えて「核武装」の声を上げるのであれば令和新選組を支持するかもしれないがそれだけは絶対にないだろう。それだけは外国が全く望んでいない事であるからだ。
最近、立憲民主党の原口さんがある程度「消費税0」を匂わし始めている。昔、地上波「たけしのTVタックル」「たかじんのそこまで言って委員会」に出演していた頃の優等生キャラとは打って変わって、ネット民が喜びそうな事(反グローバリズム反ワクチン等)を言い始めた。ちょっと棘のある言い方だがこれくらいは仕方ないだろう。過去の言説によって世論を惑わす一員であった旨を予め告白した方が後々信用されると思うのだが。180°近く意見を転換するのだからまずは悔い改めよとキリストみたいな事を言う積りはない。ただ、ご本人が、癌を経験して生死のさかいをくぐって来たとする割にはいまだ「心機一転身命を賭して」に至っていないのではないか、と少し思うのである。どこまで突っ張る積りなんだろう。少なくとも今この時点までは「核武装」を言い出していない。つまり、「反グローバリズム反ワクチン消費税0」を幾ら言っても最後の決定権はいまだ海外に譲る旨を暗に宣言しているのだ、という点は一応指摘して置こう。どこまでいけるか試しているのか、それともここまではOKだよととあるバックから言われているのか。なんだかよく分からないが、自民党が言えない盲点を突いて政権を奪取しようとする姿勢は客観的に言って本来の民主主義の有り得べき姿なのであった。まだまだ原口さん一人しか出て来ていないという事は、既存政治家によるマーケティング理論からすれば恐らくこれで妥当と見ているのであって、つまり「反グローバリズム反ワクチン消費税0」なんてまだまだネットの少数意見、「核武装」なんて尚の事票にならないから放ったらかして置いて結構と思っているのかもしれない。つまりネット対策は原口一人で十分だと思っているのである。何が正論かとか、日本に必要かとかどうでも良くって、何が役に立ち何が使えるかという思考に絞って立ち回っているのであろう。
僕等は今、強烈な唯物論的ニヒリズムと向き合っているのである。始めに「どうでもいい」と言ったが、やっぱりこっちもこっちで立派なニヒリストなのであるとも指摘出来、現状全くもって救い難い。一応肩を持っておくと現職国会議員が「核武装」を唱えるのはある程度リスクを伴うと言えるのだろう。まだまだ胡座をかいているとも言えるのであるが。本当に危なくなってから国民に訴え指示を求めてももう遅い。政治家、言論人各々が自分の地位をギリギリまで守り続けて、最後の腰が上がらずタイムアップとなってしまうのではと僕はささやかながら危惧している。

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