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「女はズルい」か・・・

 昨日の雪かき作業のせいで全身が筋肉痛。首、肩、背中の痛みがひどいとなんとなく吐き気までしてしまうのはどうしてなの。ああ、しんどい・・・。今朝も4時起きで朝飯前のひと仕事に取り掛かったのだけれど、結局、デスクに突っ伏して二度寝してしまったらしい。見事に顔がむくんでいる。朝食はちびりちびりと食べたものの、今朝は日課の散歩に出る気力もない。どうしようか。三度寝してしまおうか。自分の今の能力(年齢や得手不得手やら)を考えると、こういう日はもう無理をせず、潔くリラックスに徹するのが良い。みんなもそうすればいいのだ。そんなに疲れていて、いやいや他人に従っていて、生産性も何もあったもんじゃないでしょ。体力回復のために一旦、寝る!これはすべての生命体にとって有意義なことである。
 ーーまぁ、NOTEくらいは更新しといてもよかろう。(くらいは、て)

 どうでもいいことだけれど、たまに国宝級の美肌を持ったおじさんを見掛ける。あれはいったい何だろうね。先日もスーパーで見掛けて思わず見入ってしまった。何歳くらいなのか分からないけど輝くほどの美しい肌で、シミもホクロもニキビもなーんにも無し、まっさら美白のつきたての餅みたいであった。きっと遺伝でしょうよね。うらやましい。まぁ、かといってイケメンではぜんぜんないのだけれど。

 最近は化粧品売場などに行くと、若い男の子がフェイスパックなどを手に取って「あーでもないこーでもない」と悩んでいたりする。大変だね。大変だよ、そういうことに手を出すと。終わりのない負け試合ですよ、て。ーーまぁ、私の知ったこっちゃないが。

 以前テレビのドキュメンタリーで化粧男子が満足そうに語っていた。「メイクもスキンケアもやればやるほど結果が出る、こんなに変われるんだよ」と。そして最後にこう付け足した。
「女の子達ってこんなズルしてたんだね」

 ーーがっかりしてしまった。女は化粧をして得をしてるわけじゃないからね。男尊女卑の価値観の中でそれを強いられてきたわけで。化粧をしなかったり、肌が荒れていたり、白髪だったり、太っていたり、痩せすぎだったり、ババアだったり、無愛想だったり、男の気に食わないものは「汚い、醜い、不潔、だらしない、傲慢、かわい気がない、何様だ」と理不尽に罵られ、社会から追い出されてしまう。男が社会を作り、女は家畜同様に扱われる中で、どんなに屈辱であろうと男の機嫌を取れない女は食いっぱぐれてしまうわけだ。
 そういった古い価値観を持った時代の人々と違って、今の若い子たちはそういうことをちゃんと学んでいると思っていたもんで、あの化粧男子の発言には心底がっかりしてしまったわけである。

 私は男は「頑丈であればいい」と思っている。どうしたって男性ホルモンは筋肉を作るのだし、女性ホルモンは脂肪を作るのだ。男が女の盾にならなければ社会のバランスは悪いままである。ましてや「女はズルい」などと・・。最近は筋肉をボッコボコに鍛えて肉体自慢する女子が増えたけれど、女性が男性化すること、あるいは男性が女性化することが、平等な社会ではない。(もちろんやりたいことは自由にやったらよろしいが)
 平等とは、男女間に限らず「お互いを補い合う」ことで成り立つ。そのために人間関係というのは「対等」でなくてはいけない。相手を威圧したり、惨めな思いをさせたり、不安にさせたり、飴と鞭を使い分けたり、堕落させたり、つまりは相手をコントロールして自分を優位に置いておきたいとか、そんなものは対等な関係じゃないわけで。
 男の権利というものも、女の権利というものもない。相手に対しそんなものを主張しているうちはまだどこか甘いのだ。お互いを補い合って、我々はようやく人間なのである。

 それでは一旦、寝ます。

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