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ハンガーストライキと行こうじゃないか

 GWは無事に終わったか? 終わったな? それなら次はHSなんてどうだ。ハンガーストライキだ。世の中、理不尽だらけでしょ。正直者がバカを見たり、正しいことを主張するとたいがい嫌われるしね。

 親兄弟も、ゴミ屋敷(実家)も、過去の記憶も全部まとめて燃えてくれたりしないかな、なんて恐ろしいことを考えたりする。
 しかし火事はご近所にまで飛び火する危険性がある。それはまずい。
(ゴミ屋敷なんてよく燃えるだろうからね)

 誰かを恨みながら生きるのは本当に情けない人生だ。私だって、親の呪縛から放たれ過去を清算して前向きに生きていきたい。ずっとずっとそう願っている。でも実際は、未だに何ひとつ乗り越えてはいないんだろうな。だってこの体には、彼らの血が流れているのだから。親だけでなく、私は私自身が気持ち悪いのだ。

 誰かにいなくなってほしい、そんな実現性の低いことを願うより、自分がいなくなることのほうがずっと現実的である。このとおり私は生まれながら(?)の「死にたがり気質」だ。
 だが自殺はまだ成功したことがない。首吊りや飛び降りは美意識に反するし、睡眠薬なんか飲んでも翌朝すっきりと目覚めてしまう。まぁ体が丈夫なんだな。

 そんな私の願いは「一日も早く寿命が来ること」である。だがこれもむずかしい。酒も飲まないしタバコも吸わないし、毎日規則正しく早寝早起き、朝夕のウォーキングとラジオ体操、不摂生とは無縁の生活である。このままでは130歳くらいまで生きてしまうのではないかと心配している。この耐え難くうんざりするような人生が、今よりまだ倍以上も続くかも知れないのだ。

 さあ、ハンガーストライキと行こうじゃないか。どんな健康体でも食べなければ死ぬ。見てろよ、凡人ども。1ヶ月後には立派に餓死の予定だ。首吊りは一瞬の衝動さえあれば誰にでも出来るが、ハンストは長年の思想をこじらせまくった狂人にしか出来まいぞ。

 ーーなんてことを決意して夕食を食べずに寝たのが昨夜のことで、今朝はうっかり朝食を食べてしまった。そのときに、これまたうっかり昼の弁当まで用意してしまったのだ。(規則正しい生活が身に付いているだけにね)
 普段から死ぬ死ぬいう奴はなかなか死なないとはよく言うが、まさに私のことでしょうよね。でもこれって大事なことよ。自分(あるいは相手)の死にたい気持ちをちゃんと認めて、(死なないために)うまくガス抜きをすること。これを否定して優等生ぶっちゃうタイプは危ないですよ。"うっかり" 首を吊っちゃうーー。

 さあ、食べましょう。皆さんもランチのお時間でしょう。
 ちなみに私の昼の献立は、ビーツのサラダと、大豆ミートと豆や野菜の卵とじ、枝豆と豆腐のポタージュスープです。デザートに、ふきのレモン煮も作りました。(完全に健康長寿食)



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