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同人三散花
2018年7月5日 00:54
「君の作品を読んだけど、まるで泥を塗りたくったみたいだったよ」 そんなことをいきなり言ってきた相手に、わたしはあのときなんと答えてやればよかった? カッとなったわたしにできたのは、ただ一振りの大きな張り手だけだった。 彼が読んだ作品というのは、つい先日発行されたばかりの文芸部の部誌に、わたしが寄稿したものだった。確かに、読者には作品に自由な感想を持ち、それを述べる権利がある。それはわ