スポーツの魅力とは?


・スポーツとは

人生の中でスポーツに関わり続け20年以上が経ちました。
最初はカラダを動かすのが好きという思いだけで始めたものが
今は仕事になり、趣味となり”生きがい”になっているスポーツについて改めて考えてみました。

スポーツアメリカ英語: sports、イギリス英語: sport)は、一定のルールに則って技術の優劣を競う活動(競技)の総称である

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

・生涯スポーツと競技スポーツについて

上記のスポーツとは、競技スポーツ(順位をつけたり、プロスポーツの形式に近い形)ですが、子どもが行う”遊び要素”が強いスポーツや、ご高齢者がされるゲートボールや健康体操というのはカラダを動かす楽しさを通じて、衰えていくカラダをうまく付き合い、”健康維持”のためにされているスポーツではないかと考えています。
子どもがルールを持たず、「自分に優位でわがままな」カラダを動かす遊びもスポーツの一種、もしくは祖先的なものではないでしょうか。。笑

・チャンピオンスポーツについて

これまでたくさんの子どもにサッカーを中心としたスポーツを教えてきました。すると、サッカーという「チャンピオンスポーツ=勝ち負けがはっきり、技術や能力に左右されるスポーツ」(もちろんそれだけではないですが・・・)から零れ落ちてその場からフェードアウトしていく子どもを何人も見てきました。

それはサッカーという種目における”ミスの多さ”が原因の1つに挙げられるのではないかと考えました。

・スポーツ=デポルターレという考え方

サッカーは大人は90分、小学生は約30分、中高生は70分強プレーします。
その中で技術ミス,判断ミスなどあらゆるミスと”うまく付き合い”、ミスをミスにしない動きが重要になると考えています。

それがどうしても技術ミスは目立ってしまい、ミスを責められる。
「おまえのせいで」、「失点したのは自分のせいだ・・・」
悪気はなくても視線で訴えてくる・・・あの雰囲気がイヤだ・・・

上記のような子どもたちのために、生涯スポーツ=デポルターレという考え方があるんだと思います。

みなさんはスポーツという言葉の語源をご存知でしょうか? スポーツ史という分野の研究によれば、英語の「Sport」は19~20世紀にかけて世界で一般化した言葉であり、その由来はラテン語の「deportare」(デポルターレ)という単語だとされています。

デポルターレとは、「運び去る、運搬する」の意。転じて、精神的な次元の移動・転換、やがて「義務からの気分転換、元気の回復」仕事や家事といった「日々の生活から離れる」気晴らしや遊び、楽しみ、休養といった要素を指します。

つまりこれらがスポーツの本質であり、人生を楽しく、健康的で生き生きとしたものにするために、より楽しむために勝利を追及するもよし、自分ペースで楽しむもよし、誰もが自由に身体を動かし、自由に観戦し、楽しめるものであるべきなのです。

<スポーツ庁 HPより抜粋>
<引用:スポーツ庁が考える「スポーツ」とは?Deportareの意味すること https://sports.go.jp/special/policy/meaning-of-sport-and-deportare.html>

・多様なスポーツ環境を

これまでの日本における体育・スポーツ史では勝敗に関わるプレーが”美学”とされ、それらがスポーツというものになっていたと思います。
その考えを持つ指導者に育てられた指導者は子どもに”その美学”について指導を行ってしまいます。
今、スマートフォン1台あればインターネットという多様な世界へDIVE!できる。そんな時代だからこそ、スポーツに携わる指導者もデポルターレ=気晴らしという「息抜き・のりしろの広い人」になるべきだと考えます。


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