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モンテッソーリ小学校をやめさせる《三女の場合》#1

はじまりは小2の保護者面談から

小2が始まってしばらくしたころ、担任の若い女性教師に最初に言われたのは、「勉強が遅れているから、教材を持ち帰って家でも勉強をさせてほしい」ということ。

そこで私はしばらく油断していました。三女が全然教材を持ち帰らず、やろうと思ってもできないという問題もあって、何もしないまま数ヶ月。

そして次の面談。「勉強が遅れているので、2年生をやり直すほうが本人のためになる。」と言われました。

ここで先生のほうからも教材を持ち帰るよう三女に言ってほしいとお願いし、そこから色々とわかり始めます。

本人側の問題がある

三女がどんな子か。

いわゆる早生まれで、入学時には5歳でした。

3人目だしまだ5歳だし、上の子供達の世話やら親自身の問題もあって、家で本腰を入れて算数やドイツ語を教えることもしていませんでした。また、上の子たちがそれでも大丈夫だったから、と過信していたところもあります。

「何をもって普通とみなしたらいいんだろう?」と考え込んでしまうくらい集中力に欠け、日常生活でも忘れ物がやたら多いような子でもあります。

転校して1年たっていますが、今でも読み書きには問題があり、一度専門家に診断を仰ぐことを検討し始めている。そんな子です。

「そんな子だったからでは?」と思ったあなた!・・・私もそう思う部分はありますよ!

ここからは、私が気がついたシステムの問題について

先生のキャパ問題

持ち帰った教材は算数のドリルです。

開いてびっくり

なんじゃこりゃー

数字はみっちり書き込んでありますが、間違い方に規則性も何もなく、「とりあえず書いとこ」でやっつけたのは明らか。

そこで疑問。

なぜ先生はここまで放置した?

人数が多すぎる

1年生から4年生までの子供で構成される1クラスは30人弱。

担任教師以外にも1人サポートがついていたのに加え、「大きい子どもは小さい子どもに学習指導もする」という建前になっていました。

しかし、それでも先生は一度にみんなに教えるなんて無理!と子供達の前で発言したことがあったそう。

まぁそうでしょう。学年はバラバラな上に、それぞれが自分のペースで授業を進めているんですから。ぐいぐい来る子に時間をとられていたら、積極的に来ない子にまで目が行き届かないのは当然。

選ばれた優秀な子どもばかりでもない限り、この方式でこの人数を一度に相手にするには結構なスキルが要求されるんだと思います

先生も無理をしない

これは先生個人の問題かもしれませんが、先生は何週間もドリルを回収して見直してくれない

親が完全に介入し始めたので余計に手を抜いたのかもしれませんが、教える先生の熱意を感じる機会はありませんでした。

教室で勉強しづらい

家で勉強をさせていてとにかく気になったのは、三女の集中力のなさ。

座り続けることはできるけれど、すぐに課題から目を上げて遠くを見ている。話し声が聞こえたら後ろを向いてしまう。

「学校でどうしてるの?」「みんな喋ってるから勉強できない

それぞれが違う課題をやっている。先生に個別の質問もする。終わった子は別のことを始める。

まぁ、そうなるか。

教室には騒音作業中に装着するようなヘッドホンがいくつも置かれています。・・・といったら、どんなに集中しづらい環境か想像がつくというもの。



#2には、担当教諭にはおそらくどうしようもない問題について続きます。

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