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語彙のマガジン

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小学校の国語のテストで必ずあった「○○を使って短い文をつくりなさい」という問題が好きでした。それをやります。
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2023年1月の記事一覧

「当意即妙」の例文

 怪物が襲ってくる。  動物園で見るカバくらいの大きさで、YouTubeで見るアフリカのカバくら…

あきやま
1年前
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「伍する」の例文

 戦隊ヒーローのパロディというのは創作に携わる男子はみな通る道なのだな、とタカモは思った…

あきやま
1年前
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「薫陶を受ける」の例文

 そんな字面のウインナーがあったような気がする。漢字二文字の商品名を、スーパーの精肉売り…

あきやま
1年前
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「籠絡」の例文

 足の生えた蛇を見たことがある。私がそう話すと、たいていの人は「それはトカゲじゃないの」…

あきやま
1年前

「烏兎怱怱」の例文

「顔もあらたに七日渡って、うしろ三百五十八」から始まる唄をご存じでしょうか。年が明けて一…

あきやま
1年前

「鹿爪らしい」の例文

「しかのつめ? 鹿の、爪ですか?」  夏に向けた新しい企画の打ち合わせを終えた後、今度一…

あきやま
1年前

「見ぬもの清し」の例文

 毎日すると決めてから5日目、昨日に引き続き24時を超えてしまったが、「寝るまでは今日」の精神で挑戦は継続されていることとする。  新しい公園ができてからというもの、広場の隅にある鉄棒で毎晩懸垂をしている。上腕二頭筋を痛めつけることに意味を見い出したのは早くも昨夜のこと。半袖の脇口から流れ込む冷たい風がちょっぴり和らいだ。もともと細身のシルエットが好きでSサイズがぴたっと来るのだが、袖の隙間が狭くなったのを感じたのだ。ほんの少しだが腕が太くなったのを実感した瞬間、半年ほど前に

「毀誉褒貶」の例文

その生き物は、毀誉褒貶を気にするあまり翼と根が生えた。 愉楽と落胆を繰り返し成長と逃走を…

あきやま
1年前
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「忽せ」の例文

三日坊主になる権利は手に入れた。 と書き出してから思うのは、これでは日記になってしまうと…

あきやま
1年前

「寿ぐ」の例文

昨日、一月一日は日曜日だったので、今日、一月二日は振替休日です。 皆さん、寿ぎましょう。 …

あきやま
1年前