【読書】条件反射制御入門
「わかっちゃいるけどやめられない」行為を治療する
と謳う本です。
先日、「魂魄」というnoteを書きました。
精神的な部分と肉体的な部分で僕らの命は成り立っているという話。
この、「わかっちゃいるけどやめられない」はまさに魂魄の話。
それを科学的にそして再現性高い制御方法が書かれています。
僕はこの本に、自分を変えるヒントを見つけました(後述)
この本をお勧めしたい人
ダメな自分を変えたい人
お子さんがいる方
教師、それに類する教育者
介護に悩む方
やめられない自分に対抗する「反射」を作り出す
僕ら人間はある意味で欲望を満たす際に「生理的報酬」を得るそうです。
脳内麻薬という感じ。それが依存の素のようですね。
この本では、「やめられないこと」をやってしまう自分について観察を行います。何がトリガーとなっているのか。
そしてそれを「やらない」という行動を自分に取らせるための「アクション」を身につけることが書かれています。
躾をするように治療するイメージでしょうか。
正直、僕の知識と語彙力では言語化して皆さんにイメージしてもらうのが難しい。
あらゆる問題行動についてサンプルが書かれています。
例えば、ドラッグ、自傷行為、盗癖などです。
依存症とも言うべきものにこんな新しい治療方法があるんですね。
僕が参考になったのは僕自身が少しその気があるPTSDでしょうか。
1日で「ほっとするもの」を呼び起こすトリガーを自分で持つ。
面白いアプローチですね。
逆に「やる」のに応用できるのではないか?
この本は「やめさせる」「止める」ための治療として書かれています。
けどそのロジックは、そもそも「やってしまう」という脳のメカニズムを逆手にとって「やらない」状態、「嫌な思いをしない」状態を生み出す画期的治療方法となっています。
で、あれば
本来の「やってしまう」という行動にも応用できると言うこと。
「やる」「やらない」は同じこと。
いま僕らは「やりたいのになぜかやれない」という悩みを抱えています。
こちらのnoteでこんな質問が飛び出しました。
そうそう、僕らは人生を変えるために果敢にさまざまな課題の取り組み自己研鑽している仲間に囲まれています。
だけど不意に手が動かなくなることがある、気分が乗らないことがある、
やりきれない、たどり着かない。
怠惰で巨悪な自分に悩んでいます。
noteにも書いていますが、あだち先生によるヒント
運動するために「必ずスニーカーを履く」というトリガーはとても理にかなっているなと思いました。
スニーカーを履くことを最低限のルールとして設定するわけですが、
履く行為がそのまま脳に対して「あ、こいつ運動するな」っていう信号を出してしまうわけですよね。
僕もそれに倣って、勉強するのに「必ず勉強ノートを開く」ということを実践しています。今のところうまくいっています。
めちゃんこ勉強モードになるわけではないですが、
せっかくノート開いたのに1行も書かないのでは「損した気分になる」わけです。脳が「生理的報酬」を求めている。
行動のためのトリガーの持ち方、止めるためのトリガーの作り方を学べる本だと言えるでしょう。
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