見出し画像

03:AIが奪う仕事は、あなたの仕事じゃない


たまにAIエンジニアのドイです

「AIが仕事を奪う

ってあまり騒がなくなりましたよね??
この感覚は僕だけですかね。
少し前までは、よく
誰にでもできる仕事は価値が低くなり、
AIや機械によって取って代わられると言われていました。

そうですかね?

そうとも言えるし、
そうではないとも言えそう。
今回はそんな話をしたいと思います。

AIが仕事を奪うとか言われ始めてからもう何年もなりますが、

この日本であなたの仕事は奪われましたか?
chatGPTがサービスインして結構経ちますが、
生成AIはあなたの仕事を奪っただろうか。

否ですわね(ですよね?)

もしかして、AIが奪う仕事って僕らの仕事ではないのかもしれないですよね。


DXがすすみAIを活用した自働化技術はどんどん進化していて
作業工数が爆減したという話もちらほら聞きます。

僕がいる製造業では「省人」という言葉があります。
これは毎年課せられる「数値」です。
一つの仕事にかかる人数を減らすという意味です。
ここだけ切り取るとテクノロジーが人の仕事を奪うと思われるかもしれませんね。

僕らのような技術屋は「作業工数低減」という目標"も"課せられているのです。

手作業だったものを自働化する。
10時間かかっていた仕事を5時間で済ませる仕組みを考える。
その作業を辞めさせる(やらなくていいようにする)
そうすることによって仕事量をキュっとすることで効率化を図ります。

これまでのITエンジニアがそうだったように。
テクノロジーは時間的制約の解決や時間の節約に効果があります。

なので、"本来不要であり余計な"作業だけをしていた人からは「俺たちから仕事を奪うのか」と言われたことがあります。

僕ら技術屋の本来の仕事はテクノロジーで仕事のやり方を変えていくことだと思っています。

ここで間違ってはいけないのは、
テクノロジーが寄与するのは
省人や経費削減が目的ではなく、
『効率的に儲ける』ことだと言うことです。

だって省人できたとしても、
クビにできるわけではないんですから!

一つの仕事を10の力で解決するよりも、
三つの仕事を8割で解決できる仕組みを創る事
そんなイメージ。

だから効率的にもっと儲けよう
です。

残りの2割
ここが突破のヒントになる『可処分時間』になるのでは。
ここに『変態』『変人』『狂人』を仕掛ける。
脱線しそうなので、それはまた別の時に書こうかな。

僕はエンジニアとしてそんな変態になりたい(語弊あり)


これまでITだけでは人の代わりに働いてくれることはあまりありませんでした。
あくまで人が操作するツールが便利になっていただけ。

ロボットも同じ、
人が操作する、
人が考えたプログラムで動く、

人が管理する。

むしろこれらが人でもできた『作業』を代替してきたと思うのです。

しかしこれからは違います。
使えるAIがどんどん出てきちゃいました。
AIはみなさんが思った以上に進化していきます。


AIについて深く勉強する必要はありません。
ですが、AIの成り立ちや進化を少し背景を知るだけでイメージがガラッと変わるはずです。

そして、AIの第一人者のような方々が思い浮かぶ未来像とかも読むと面白いです。
彼らの研究の先に見えてる想像。

人が想像するものはおそらくは実現していきます。

軽く語ります(イメージだけ)

  • 人類が統計学を進歩させた

  • コンピュータが『計算』できるようになった

  • コンピュータが『統計学』をさらに進化させた

  • 人が決めたルールに基づいて『計算』できるようになった

  •  例『X+5=Y』1を入れたら6が返る、3を入れたら8が返る

  • ハードウェアの進化でたくさんのデータを保存できるようになった

  • 膨大なデータから統計学を用いて確率的な『予測』ができるようになった。

  • その予測結果に対して人が条件をつけて『判断』できるようになった 👈数年前

  • インプットできるデータ量が膨大になり、かつマルチモーダル化した

  •  →マルチモーダルとはテキスト・画像・音声・動画など複数の種類のデータを一度に処理できるAIの技術

  • もちろん出力できるものもマルチモーダル化した 👈なう

  • 読む、見る、聞く から 書く、見せる、聞かせるができるようになった。

ここからが怖くてすごいところです。

  • 見て判断(診る)、聞いて判断ができるようになった。

あとはもう「決断」に基づく次の行動だけです。


誰にでもできる仕事は誰かにやらせとけばいいのですが、
『あの人しかできない仕事』を定量的・定数値化してAIや機械にでもできる仕事にしたい
とAIエンジニアはそう考えます。

だからAIが奪いに行く仕事は継続が難しい『価値のある仕事』であろうと僕は思っています。

AIは五感に近いセンサー(カメラやマイクやレーザー)を用いて情報をインプットして、何かしらの判断をするようになりました。
chatGPTは皆さんのインプットから提案をしてくれるAIです。

これって、「あなたに対して適切な指示ができる上司AI」が作れるってことなんです。

会社方針や規程や法規、
安全ルールやビジネス的な数値をknowledgeに学習した上司AIは、
適切に調達するだろうし、無茶な仕事は振らないだろうし、
現実的なスケジュールを組むでしょう。

工事現場の現場監督なんかもすこし昔はAIになっておかしくないと言われていました。

僕もそうなっていくと思っています。

よかったですね。
AIが奪うのはおそらくあなたの上司の仕事です。

管理業務しかしていない人こそ、AIにとって変わられる可能性が高いと思うのです。


あなたは上司よりAIと仲良くなれますか?


【よかったらフォローと、スキ❤️を、そしてX(Twitter)でシェアと感想を頂けると幸いです】


【あとがき】 んじゃー、僕らはどうするか。

ここから先は

433字

¥ 150

お読みいただきありがとうございました。もし参考になったり面白かったと思っていただけましたらサポートよろしくお願いします。次の執筆のモチベになります。