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アイディア勝負の展示は面白い

先日、貝塚市立自然遊学館を訪問した。

正直あまり期待せずに、雨の日の時間調整も兼ねていったのだが、あまりにも秀逸なアイディアにあふれていたので、感動したポイントを7つに厳選して、ここに記録しておきたい。

貝塚市立自然遊学館

①セアカゴケグモをさがそう!

まず、この記事の表紙に載せた写真を見てほしい。セアカゴケグモの標本を、枯れ枝等に貼り付けて、クイズ形式で来園者に探してもらう展示だ。

セアカゴケグモは、特定外来生物にも指定されている毒グモであるにも関わらず、住宅街などでも普通に見られるようになっている。

海外では死亡例もあるため、知らずに素手で触ってしまうと危険な生き物である。

この展示のように、身近にいる危険な生き物をゲーム感覚で探すことにより、セアカゴケグモのことを楽しく理解することができる。

また、野外でセアカゴケグモを見つける能力も養うことができるというのは凄いアイディアだ。

どうしても、標本箱に標本を入れて置くだけでは自然の中にいる姿を想像しにくい。標本をきれいに整列させるだけでは面白くない。

この他にも標本の展示方法はかなり工夫されていたので、次はその点を紹介したい。

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マツタケたらふくプロジェクトの立ち上げから 松茸が取れるまでの過程や考え方、ノウハウなどを余すことなく公開します。 一緒に歴史的な瞬間を見届けましょう! 巷にありふれた当たり障りのない話ではなく、実体験に基づく本音の部分をトコトン書いていきます!

私の夢は死ぬまでに松茸山を手に入れて、マツタケをたらふく食べる事です。そのために、松茸山の管理やその基本となる自然環境の情報をまとめます。…

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