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思い込みを捨てると新しい景色が見えてくる

こんにちは。最近キングダムを読み直している土井です。

好きなキャラクターは王騎と桓騎です。常に相手の考えを読み、自分の手の上で転がしている感じがたまらないですよね。

先日、ゴミ出しの日なのでゴミをまとめようとゴミ袋を引っ張り出したら、ロール状のゴミ袋がくっついていました。こういうやつ↓

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私はこのゴミ袋使いづらいな~って思ってたんですよ。

何故かというと、一枚一枚切り分けながらゴミ箱にかけてたから。
でも、ゴミ箱から出すときに切り分ければいいのか、と思った瞬間、めちゃくちゃ楽だな。便利だな。と感じました。(気付くのが遅い)

実はこの「見方を変えればめちゃくちゃ使いやすい」というものって、日常にたくさん起きてることだと思います。

今日はそんな思い込みと視点のずらし方について考えてみたいと思います。

人にはバイアスがある

そもそも、人は何かを見た時に感じる第一印象があります。

第一印象は、その物事に接していくうちに徐々に変わることがあります。しかし、最初に感じた印象は簡単には払しょくされないので、しばらくは思い込みとして自分の中に残ります。

この思い込みというのが厄介で、自分の視界を狭める大きな要因となります。

例えば先の例で出したゴミ袋。私はゴミ袋は「個別に分離して使うもの」と思い込んでいました。今まで買っていたゴミ袋も一枚一枚が分離された状態で売られており、分離された状態で使う仕様になっていたからです。

なので、ロール型のゴミ袋も”わざわざ”ミシン目でカットして、ゴミ箱にかぶせていました。するとめちゃくちゃ使いづらい。

しかし、入れる時ではなく出すときにカットすれば良い、と気付くと途端に使いやすく感じる。

こんな簡単なことでも、思い込みのせいで意外と気付けない状況になってしまっていること、結構ありますよね。

人にはそれぞれ「バイアス=思考の偏り」があります。

これはこういうモノだ。これはこうあるべきだ。これはこう使うのが一番いいんだ。など。

このバイアスが、視野を狭くし、自分をより窮屈にしているかもしれません。

この呪縛から解放されるためには、まず「自分には思い込みがある」と認識することが重要です。

新しいアイディアは実はすぐそばにある

これは、新規事業や事業の推進の際も大いに発生します。

例えば、私はランサーズ時代に受託部門のディレクターをやっていました。企業の業務オペレーションを、フリーランスに代替していく部分をコーディネートして管理する役割です。

当時はコンテンツマーケティングバブルだったので、オウンドメディアの記事制作の依頼がとても多い時代でした。

その為、ランサーズでも記事制作の案件を中心に取りにいき、主に記事をどれだけ大量に作れるか、どれだけ安く作れるかをクライアントへ説明し、受注へとつなげていく流れとなっていました。

しかし、コンテンツマーケティングのバブルも終わり、徐々に安く大量に記事を作るニーズが無くなったときに、ではどうする?という課題に直面すると途端に売り上げは上げづらくなります。

そこで私は自問自答し、どうすればこの状況を打開できるかと考えた際に、自分の中に「記事を作る=ライティングすること」という思い込みがあることに気付きました。

コンテンツ制作に関わっている方はよくご存知だと思いますが、すごくざっくり言うと記事を作るときは、企画を立てる→コンテンツの全体像を決める→制作する→編集する、という流れをたどっていきます。

上記の制作フローを意識してみると、記事を作る=ライティングすることだけではない、と気付きました。

そこで編集者さんを探し、記事の企画から骨子作成、最終的な編集まで含めたアウトプットができる体制を組んでクライアントへ提案したところ、これまでの10倍の単価で受注することができました。

今やっていることって、実は狭い視野の中に閉じこもっているのでは?と考えることで、視点をズラして視野を広げることができた、自分の中の良い事例でした。

そして、新しいアイディアというのは、何もないところからひょっこり生まれるのではなく、実はすぐそばにあるけど気付いていないものなんだと感じました。

日頃から思い込みと向き合っておく

この経験から、私は自分に様々な思い込みがあることに気付きました。

しかし、これは意識しないと気付くことはできません。ゴミ袋の例でも、実際に使われ方を見るまでは気付きませんでした。

アメリカの実業家であるジェームス W.ヤングは、「アイディアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない」(「アイディアの作り方」ジェームス W.ヤング)と言っています。

この既存の要素の新しい組み合わせというのは、人の思い込みの外側にある組み合わせです。

例えば「俺のフレンチ」というフランス料理屋をご存知でしょうか?

かなり庶民的な価格で本格的なフランス料理を食べられるフランス料理のチェーン店です。

これまで、フレンチは落ち着いた店内で食べる高級なコース料理として認識されていました。しかし俺のフレンチは、安価に高品質な料理を食べることのできる、大衆的なフレンチレストランです。

それが実現できた理由は、まずアラカルトかつ立食形式にすることで客の回転数を上げたところにあります。

通常フレンチは座ってコース料理を食べるのが基本。しかし、コース料理にすると一人当たりの滞在時間が長くなるため回転率は低くなります。そうすると、客単価を上げざるをえず、どうしても高級なものになってしまう。

俺のフレンチはそこをひっくり返し、客の回転率を高くすることで売上を伸ばし、その分高品質な材料で安価に料理を提供するスタイルをとっています。

また、一流シェフを集めるために、通常30%程度と言われる原価率を50~60%まであげ、いい食材を惜しみなく使える環境を整えました。

こういった、これまでの常識を1つひとつの疑い、思い込みを消し、別の方法や組み合わせを探した結果、繁盛店になっていったのだと思います。

ぜひ見習っていきたいですね。


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