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「理想」に悩むより、「目の前のもの」から頑張ってみる

私は「やりたいこと」とか「目標」などは、無くてもいいと思っている。

少し補足すると、「やりたいこと」とか「目標」が無いことに悩むくらいなら、無い状態も別に悪いことではない。と思っています。

今日は、目標ややりたいことなんてなかった私が、どうして熱中できるものややりたいと思えることができたのか。
やりたいことや目標が無い場合にどうすればいいのか。

その対処法や考え方について書いてみます。

目標ややりたいことって無きゃダメなのか

例えば、イチローは小学生の頃から野球選手になると宣言し、野球に多くの時間を使ってきました。その結果、プロになりアメリカへ渡り、世界中から愛されるスーパープレイヤーになりました。

そして、それを小さいころから宣言し、有言実行すること取り立たされ、とてもすごいことだとニュースになりました。

こういう情報を見ると、「ああ、すごいな。それに比べて自分は何も目標が無いダメな奴だ。」と卑下してしまう人も多いのではないでしょうか。

でも、本当にダメなんですかね?
目標が無い人はいい人生を送れないんでしょうか?

決してそんなことは無いと思います。

では、どうしたらいい人生を送れるんでしょうか。人生を楽しんでいけるのでしょうか。何者かになれるんでしょうか。

目の前のものを頑張ってみる

1つの方法として、目の前のものを頑張ってみる、という方法があると思います。

例えば学生なら、学校の勉強や部活動、あとは恋人を精一杯喜ばせることでもいいと思います。社会人なら目の前の業務や目標、趣味でもいいかもしれません。

とにかく、やるぞと決めて目の前の1つのことに真剣に取り組み、一度やり切って見てください。

何か物事を最初から最後までやり切ると、1つの流れとその結果が見られます。流れと結果がわかると、次にどうすればいいのか、どうしたら今回よりいい結果になるのかがわかります。

すると、元々いた地点から一歩も二歩も前に進んだ位置にいることに気が付きます。この、「前よりも一歩進んだところに自分がいる」という感覚を味わい、覚えていくと、気付いた時には数十歩、数百歩進んだところにいて、他の人よりもその事柄に関して詳しくなっています。

人間、自分が誰かより詳しいと感じられると、自信がつきます。自信が出れば、その事柄が好きになるかもしれません。

2つのポイント

ここでポイントがなのが、「取り組みにかかる期間を短めに設定すること」と、「自分で小さな課題を作ること」です。

期間は短いほうがいいです。

例えば勉強なら、テスト前の1ヶ月から始めて数学で60点以上取るとか、社会人の仕事なら、今週作る提案資料に必ず1つ以上自分の考えを入れる、とか、今日は3キロのランニングをいつもより1分早く走るぞ、とか。

1ヶ月やるのがしんどければ、1日ごとの小さな目標でいいです。やることを決めて、それをやり切って、結果を見る。そしてそれを踏まえてまた小さな課題を目標を決めてやる。

この積み重ねが、あなたの中に「小さな発見」を蓄積し、気付いたころには「大きな発見の山」ができています。

気付いたことを発信する

目の前の小さな目標をクリアし、それを積み重ねることで自分の中にできた「発見の山」。

今度は、これを外に発信してみてください。外というのは自分の周囲の人や他人です。家族でもOKです。

上手に言わなくて大丈夫。まとまってなくても大丈夫。とりあえず発信してください。どんな形でもいいです。Twitterにつぶやくもよし。ブログに書くもよし。会議で発言するもよし。

発信することで2つのメリットを享受できます。

1つは自分自身の中で言語化され、考えがまとまっていくこと。
「発見の山」は、それ自体はまだ自分の中にある粉のようなものです。でも、これを人前に出そうとすると相手に伝えようとこねくり回すので、自分の中で形作られていきます。これによって、自分でもまとまっていなかった考えがまとまるようになります。

もう1つは次に繋がる連鎖が生まれること。
自分の気付きや発見、自分の考えを発信すると、自分の中で考えがまとまると同時に周囲からの反応が得られます。すると、他人の意見を聞けたり新しいアイディアをもらえたりします。
また、他の人から頼られたり、場合によっては次の仕事に繋がったりもするでしょう。

皆さんも周囲に色んなことを知っている人や、ある事柄に関してとても詳しい人がいたりしますよね。そういう人を頼った経験があるのではないかと思います。

ここで重要なのは、偉そうに語るのではなく、あくまで「自分の発見や気付きをシェアする」ということです。

偉そうに語られる話より、こんなことに気付いたよ!と伝えられる方が受け取る側も気持ちよく聞けますよね。

目の前のことを頑張るといろんな可能性が開ける

このように、目の前のことを小さな目標に区切って取り組んでいくと、その過程で様々なことを試し、気付き、学んでいきます。

すると、その事柄に詳しくなるだけでなく、派生した要素のことにも詳しくなります。

例えば、サッカーで上手くなるために頑張っていたら、スパイクなどの道具に詳しくなったり、フォーメーションや戦術などに詳しくなったり。

営業で売上を上げようと思って頑張っていたら、人の話を聞くのが上手くなったり提案資料を作るのが上手くなったり。

このように、付属的に別の能力まで一緒に引き上げられていきます。これによって、気付いた時にはあなたができることがとても増えていると思います。

できることが増えると、その分選択肢も増えます。やれることが増えます。

そうなればやりたいことやもっと突き詰めたいことが出てくるかもしれません。積み重ねる過程で楽しいと思えるものに出会えるかもしれません。

まとめると

ポイントをいくつかお伝えしたのでまとめておきます。

・目の前のことを真剣に取り組むと決めてみる
・取り組むときは「期間を短めに設定する」「小さな課題を作る」
・「発見の山」を外に向けて発信する

これは3か月もやると、何か自分の中で変化に気付けると思います。

是非やりたいことが無いと悩んでいる方は試してみてください。


少しでも参考になれば幸いです。

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