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大会当日のコンディション

こんにちは どひけーです。

突然ですが僕は大会が始まる前、もっといえばウォーミングアップを始めた数トライで、その日の成績がだいたい予測できます。
今回はそんな感じのお話です。

なんか今日いけるなって感覚

感覚を文章化するというテーマでやっているこのnoteですが、さっそくどう伝えたらいいのかわからない話が始まりました。

シンプルに言ってしまえば「今日調子が良いな」なんですけど、練習の時には ほぼないのに大会の時だけたまにあるこの感覚、本当に調子が良いだけなのか。
だっておかしくないですか?2ヶ月のうち練習でクライミングをする日は大体25〜30日、大会はあっても2回とか。その2日だけピンポイントで調子が良いことってあります?
もちろん直前のレスト日を多めにしたり、phitenのテーピングを巻いてみたり、大会の時しかやってないことがあるのでおそらく何か要因はあるんだと思うんですけど、とりあえずこの ”なんか今日いけるな” って感覚、これが来た時には9割くらいの確率で成績が(登りの内容が)良いです。

ちなみに最近でハズレだった大会はボルダリングワールドカップ in ブリクセン。

この1手止めてるの数人しかいないのに
なぜかゴール取りで自分だけ落ちた課題

これ自分の中ではいまだに納得できてないです。アップの動きがめちゃくちゃ良くて、なんなら決勝行ってもいいくらいのフィーリングだったんですよ。

1完登しかできずに予選落ちしました。

まあこーゆーときもありますわ。


具体的にどんな違いがあるのか

こーれが本当に伝えるの難しいんですけど、普段より登ってる時の重心が高い気がします。

基本的に僕の登りは、重心低め,手は引っ掛け,フック多用 の3つで成り立っていて、オープン系の保持が得意なのでそれに頼っていかないとホールドが持てない→重心が低くなる だと思っています。

つまり、
・調子がいい日であれば保持がいつもより強くて必要以上に重心を下げる必要がない。
ということなのではないかと。

いや結局保持なんかい!

そうです。クライミングは保持力です。
持ってる保持力をどれだけ使いこなせるかがクライミングの強さなので、そもそも保持が弱かったらお話になりません。

まあそんなことはないんですけど、保持力と言ってもいろんな保持があるわけで、普段僕が言ってる「僕の長所は保持じゃないので、ちょっと保持が強くなったところでリザルト変わんないんですよねー」は垂壁についてる薄いカチを持つような保持力の話で、今回のケースみたいな重心を10cmあげることができる背中系の保持力に関しては、大きくリザルトが変わる要因になり得るよ..…みたいな話が始まるとまた話が長くなりそうなので続きは別の記事で。

脱線してしまいましたがとりあえず言いたかったことは、なんかよくわかんないけどアップ始めたら保持もポジションもいい感じだし今日いけんじゃね?って思った日はだいたいホントにいい感じっていうお話です。

きっかけは?

きっかけというか最初にその感覚があった大会は2019年のBJCで、それまで自分はBJCで準決勝に進めたことがなかったんです。
ユースの時から アップウォールのセッションでは勝てないけど大会本番は意外といい勝負ができる… みたいなタイプだったので、大会前はあまり気にしないようにしてたんですけど、そのときのアップウォールはちょっと強くて、それこそ快さんとか緒方くんとかと同じくらいのトライ数でみんなが作った課題を登れてたんですよ。

そんなの人生で経験したことないから戸惑うじゃないですか。なんかおかしいぞって。
そしたらなんかグループ1位で予選通過してて(当時は予選が2グループに分けられていた)次の日の準決勝もなぜか通過できて、そのまま3位入賞するっていう。

そんな大会を経験して、次からアップをするときに ”あ、BJCのときと同じ感覚だ” っていうのがだんだん出てきて、それを信用し続けていたら今に至る。って感じです。

まとめ

終始なにを言ってるのかよくわからなかったと思いますが、自分の文章表現力ではこれが限界です。
言わないだけなのかも知れませんが他の選手から似たような話はあまり聞いたことがないので、いろんなタイプでいろんな感覚を持ってる人がいるんだなーくらいの認識でいいと思います。

とりあえず僕の課題は、これの発動条件をもっと探ること。そしてこいつが発動しなかったときにも諦めず、最後まで全力を出し切ること です。
大会で出てきた瞬間顔が死んでたら 今回は発動してないんだなーと思って暖かく見守ってください 笑


ここまで読んで頂いてありがとうございました!
また次回🙏🏻


土肥圭太




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