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コーディネーターの学校、はじまります。

Junya Dohi

こんにちは、みんなの図書館さんかく/コミュニティファシリテーターの土肥潤也です。

突然ですが、この度、全国各地でローカルベンチャーの立上げ支援などを行なってきたNext Commons Lab(通称NCL)と協業し、「コーディネーターの学校」を開講することになりました。

NCLは全国11拠点に加え、台北にも拠点をもつソーシャルプロトタイピングチームです。「未来のコモンズ(Next Commons)」に向けた社会を構想し、社会実験に取り組み、最終的には実装も行なっていく。

うまくいくこともあれば、うまくいかないことももちろんあります。でも、この不確実で未来が描けない社会のなかで、トライアンドエラーを重ねているNCLの姿勢は、自分のミッションとも重なり、強く共感しています。

そんな自分は、昨年度からNCLの加賀拠点(石川県)にコーディネーターとして参画し、焼津市の「みんなの図書館さんかく」の経験を生かし、加賀市山代温泉通り商店街にNCL運営の「おんせん図書館みかん」をプロデュースしてきました。

そして、今回、取り組むことになった「コーディネーターの学校」は、NCLの新プロジェクトです。ざっくり言えば、ローカルの現場で活躍するコーディネーターを増やすための学校です。

いまこの社会は圧倒的なコーディネーター不足にある。

立場の異なる人たちの想いを紡ぎ、異質なものをつなぐコーディネーター。

様々な地域プロジェクトに関わる中で、コーディネーターの存在こそがローカルの未来を切り拓く存在だと感じています。そして、自分自身もコーディネーターでありたいと思って活動してきました。また、その役割の重要性は耳にタコができるくらい様々なところで叫ばれています。

しかし、一向にコーディネーターは増えていきません。どちらかといえば、いまの社会は「コーディネーター不足」に陥っていると言っても過言ではないでしょう。

それにはいくつかの原因があったと考えています。

第一に、コーディネーター育成の難しさです。

企画力、マネージメント力、順応力など、幅広い能力が求められるコーディネーターの育成は難しく、それを教えられる人は、これまで存在していませんでした。

そもそもコーディネーターの役割を定義づけること自体が難しく、なにをもって育成できたかを測ることもできなかったのです。

第二に、コーディネーターが仕事として成立しづらいこともあげられます。

これほど高度なスキルを求められるコーディネーターであるにも関わらず、ほとんどの場合、雇用が不安定で、仕事として成立させていくのが難しいのが実態です。

現状も専業コーディネーターとしてローカルで仕事をしている人はほぼおらず、なにかの仕事との掛け合わせで「コーディネーター的な」役割を担っています。

育てられないのであれば、学び合おう,
お金にならないのであれば、お金にしよう。

役割の重要性はわかっているのに、、、
いままさに社会に必要とされてるのに、、、

と、もどかしい気持ちをもっているときに、NCLから「コーディネーターの学校」の企画を相談されました。

もちろんすぐに「やります!」とお答えしました!

「コーディネーターの学校」は学校とは名付けられていますが、一方向的な学びではなく、双方向的な学びに重きを置いています。

コーディネーターの育成は難しいと上に書いたように、この学校で「コーディネーター」を教えられるとは思っていません。

でも、受講してくださった皆さんと一緒に学び合いながら、それぞれの「コーディネーター像」を磨き上げていくことはできるのではないかと考えています。

また、この学校を卒業したからと言って、コーディネーターとして仕事をしていける保証ももちろんありません。

でも、NCLは「コーディネーター」の役割の重要性を掲げ、全国各地でそれを実証してきた団体です。

お金にならないのであれば、どうやったらお金になるかを一緒に考え、実装していくために汗をかくことはできるのではないかと考えています。

コーディネーターの学校、開講します。

さて、前置きが長くなりましたが、この学校にかける僕の思いはよくわかっていただけたのではないかと思います。

力不足ながら、今回の「コーディネーターの学校」では、僕がディレクター&コーディネーターとして、受講者の皆さんを伴走していきます。

各回には、NCLに関わるゲストをお招きしたり、受講者同士でディスカッションする時間も持っています。回数は多いし、たまに宿題も出るので大変かもしれませんが、やった分だけ学びの多い講座になるはずです。

申し訳ありませんが、「将来コーディネーター的な仕事をしてみたい」という方は、受講対象ではありません。

今回、受講いただきたいのは、この1年、いやいますぐにでもコーディネーターとして活躍したい!そんな皆さんをお待ちしています。

学びのための講座ではなく、実践のための講座です。もちろん、いまコーディネーターとして活動されている方も大歓迎です。

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日時 4月22日(木)から6月24日(木)までの毎週木曜19:00-21:30
料金 [開講モニター価格]120,000円(税込)
定員 12名(先着順)
回数 全10回
条件 
・1年以内にコーディネーターとして働きたい意志がある もしくは、既にコーディネーター的な仕事や活動を行なっていること
・7回以上講座に参加できること(欠席回は内容を録画し、後から視聴も可能です)
・zoomとSlackが使えること
申込 Peatixページから

第1回 4月22日(木)オリエンテーション/哲学対話
全体のオリエンテーションと受講者間の自己紹介、哲学対話を行う。

第2回 4月29日(木)コーディネーターの聴く力
コーディネーターに求められるファシリテーションのスキル「傾聴」に焦点を当て、体験型のトレーニングを通じて聴く力を高める。

第3回 5月8日(木)メタ思考トレーニング
ゲスト:白水雄治(Next Commons Lab 理事/クリエイティブディレクター)
NCLのクリエイティブを担当するデザイナーから学ぶ、具体と抽象の行き来のトレーニングを行う。

第4回 5月13日(木)なぜいまの時代にコーディネーターは求められるのか?
話題提供:宮台真司(社会学者)、林篤志(Next Commons Lab ファウンダー)
社会学者とNCLファウンダーが語る、いまの時代のコーディネーターの必要性。

第5回 5月20日(木)人に教える
自分自身を内省し、人に教える経験を通じて、自己理解を促進する。

第6回 5月27日(木)コーディネーターの話を聞こう①
話題提供:中川玄洋(NPO法人学生人材バンク 代表理事)、室井舞花(ひきこもりUX会議 理事)
学生と地域のコーディネートを行う鳥取県のNPO、学生人材バンクの中川玄洋さん、NCLの元コーディネーターでひきこもりUX会議の室井舞花さんをゲストに招き、コーディネーターのリアルを聞く。

第7回 6月3日(木)参加のデザイン
話題提供:土肥潤也
全体コーディネーターの土肥が取り組む「みんなの図書館さんかく」の事例を共有し、参加のデザインを紐解く。

第8回 6月10日(木)コーディネーターの話を聞こう②
話題提供:家冨万里(Next Commons Lab コーディネーター/スナックトマトとぶ ママ)、東善仁(合同会社ユブネ/greenz プロジェクトマネージャー/Next Commons Lab 奥大和 コーディネーター)
NCLをはじめ、地域の様々な場面でコーディネーターとして活躍している家冨万里さん、東善仁さんをゲストに招き、コーディネーターのリアルを聞く。

第9回 6月17日(木)コーディネーターのメンタルケア
話題提供:松尾祥子(SAFARI代表、臨床心理師、公認心理師)
見逃されがちなコーディネーターのメンタルケアについて、NCLのカウンセリングを担当している松尾祥子先生をゲストに招き、自分の心との向き合い方を学ぶ。

第10回 6月24日(木)全体のふりかえり

公開説明会ライブを実施します

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「コーディネーターの学校」の開講に向けて、NCLファウンダーの林篤志さんと「なぜ今、コーディネーターが必要か?」のテーマで公開説明会を開催します。

ご関心がある方は、まず公開説明会をお聞きいただければ嬉しいです。

日時:3月19日(金)19:30-21:00
参加方法:Next Commons LabのFacebookページから公開配信
※動画はアーカイブされるため、後から視聴も可能です。
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