見出し画像

【募集中】まちのちいさな図書館のつくり方講座、はじまります。

※申し込みはこちらからお願いします。

財政が縮小するこれからの社会では、行政が大きな投資をする大きな公共に頼ることはできません。「住みたいまちは自分たちでつくる」の考え方で、市民がちょっとずつ時間やお金を出し合ってつくりだすちいさな公共が増えることが重要だと考えています。

そこで、自分はこのように市民がつくるちいさな公共を「私設公共」と名付けました。私と公の間をつくるという意味では、コモンズ、共設とも言い換えられるかもしれません。

そんな構想を形にしたのが、みんなの図書館さんかくです。人口14万人の港町・焼津市、シャッター通り化の進む駅前通り商店街の空き店舗を借りて、私設図書館をはじめたのは2020年の3月のことです。沼津信用金庫と協働した「さんかく沼津」の開館、さらには「一箱本棚オーナー制度」を導入した図書館は全国20館以上にも広がりました。

この講座では、焼津ではじまった「みんなの図書館さんかく」を中心に、全国に広がる姉妹館のみなさんにもご登壇いただき、みんなの図書館のつくり方を学んでいきます。同じ思いで、ちいさな公共をつくってみたい!と思ってくださっているみなさんと出会うことができれば嬉しいです。

さんかくは社会実験と銘打っているように、まだ完璧な仕組みではありません。この講座を通じて、受講者の皆さんとの対話からよりアップデートしていけることを期待しています。

受講対象

  • 一箱本棚オーナー制度の図書館のシステムに関心がある方

  • 自分でも私設図書館の運営をしてみたい方

  • 図書館に限らず、公共スペースの運営に関心がある方

講座のプログラム(2022.4/14-6/23)

すべての講座は19:30-21:30で開催されます。

4/14  第1回 みんなの図書館さんかくの基本的な仕組み
みんなの図書館さんかくの基本的な説明、図書館の運営の仕組み

4/28 第2回 図書館をはじめるためにしておいた方が良い下準備はなに?
守本陽一さん(本と暮らしのあるところ だいかい文庫/兵庫県豊岡市)
白鳥みのりさん(みんなの図書館ぶくぶく/新潟県燕市)

5/12 第3回 本棚オーナー/お店番さんの話を聞こう
みんなの図書館さんかく・さんかく沼津の本棚オーナーさん、お店番をしている人に聞く図書館の魅力

5/26 第4回 私設図書館を運営する際の注意点/図書館というプラットフォームがあるからできること
・法律上の位置付け、著作権法、図書館法上で気をつけないといけないこと、許認可など
・古本販売をするの際の許認可、運営上でのリスクとその回避方法
・図書館からはじまった様々なプロジェクト

6/9  第5回 どうしたらいろんな人が参画する図書館がつくれるか?
佐々木雄介さん(いとなみ/福島県西会津町)
中島あきこさん(あひる図書館/静岡県三島市)

6/23 第6回 ふりかえり
ここまでの会を経ての質問への回答、ふりかえり

すべての会の様子は録画を行うため、あとから視聴も可能です。ただし、講座内で受講者同士のディスカッションの時間も予定しているため、リアルタイムでの参加を推奨します。

参加費

各回3,500円(通し参加20,000円)

※単発講座への参加は第6回以外の講座で可能です。
※全国の姉妹館の運営者、一箱本棚オーナー、オンラインサロン「まちづくりの実験室」の会員は割引クーポンのご案内があります。各種ご案内をご確認ください。
※姉妹館の一箱本棚オーナーさんは各図書館の運営者にご案内しますので、各自お問合せください。

申し込み期限

2022年4月8日(金) 23:59まで

講座以外の特典

  • みんなの図書館さんかくで使用している書類一式(同意書、お店番マニュアル、本棚オーナー管理表、感想カード等)をプレゼントします

  • Facebookグループ「一箱本棚オーナー図書館の相談ルーム」への参加権(いつでも図書館運営に関する相談をグループですることができます)

講座全体の講師

土肥潤也/JUNYA DOHI コミュニティファシリテーター。1995年、静岡県焼津市生まれ。静岡県立大学経営情報学部卒、早稲田大学社会科学研究科修士課程 都市・コミュニティデザイン論修了、修士(社会科学)。2013年から若者の社会・政治参加に関する活動に参加し、2015年に、NPO法人わかもののまちを設立(現在は代表理事)。静岡県内を中心に、全国各地でわかもののまちづくりの中間支援に取り組む。2020年に、一般社団法人トリナスを共同創業、現在は代表理事。焼津のコーディネート集団として、市民活動センターの運営や本を通じたコミュニティづくりを実践中。元内閣府「子供・若者育成支援推進のための有識者会議」構成員。

よくある質問

Q.予定の目処が立たず、すべての講座に参加できない可能性があります。それでも受講可能ですか?
A.はい、もちろんできます。あとからアーカイブ動画で視聴することもできます。また、会ごとに質問したい項目は、事前に募集しますので聞きたいことも講座内で聞いていくことができます。

Q.人口が小さなまちでも図書館は成立しますか?
A.第5回に登壇いただく、いとなみ(福島県西会津町)は人口6000人のまちで取り組んでいる私設図書館です。少なくとも6000人規模のまちでも取り組むことができています。さらに僕は人口3000人規模の村で図書館の立ち上げ準備もしており、どんな人口規模でもできるやり方を講座でお伝えしていきます。

その他の質問はこちらにご記入ください。
順次、回答を行なっていきます。

お申し込み


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?