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我が家のダブル育休(0ヶ月編)②物理的なタスクの分担

会社で、「夫も育休を取ってくれることになりました」と伝えると、「よかったね、いい旦那さんだね」と言ってくれる人もいれば「2人で何するの?1人で十分でしょ」と言われることもありました。

ワンオペ経験者たちの言葉を聞いて、2人で取得するのが良いはずだとは思っていましたが、いざ「2人で何するの?」と問われると正直自信がなく、「や、夜勤の交替とかですよ!」と絞り出したことを思い出します。

でも実際にやってみて、2人でもやることはいっぱいあるし、体力的には結構しんどい(でも心には余裕がある)ということがよくわかりました。どんな風に2人でタスクをこなしていったのか、タスクの物理的な分担について1日のスケジュールを示しながらお伝えします。

1日のスケジュールと分担

下のスケジュールは、生後21日目の娘・私・夫のそれぞれの動きです。1か月の中でも1日のスケジュールには結構変化があったのですが、私たちなりのやり方が定着してきた時期であり説明もしやすいので、一旦この時期を示してみます。

分担をざっくり言うと、授乳以外は二人ともできるので、育児はだいたい半々、家事は私の体調の回復具合に合わせて初期は夫の担当が多め、徐々に私も参加、という感じでした。

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この時期の娘は短いと30分おき、長くても3時間おきに授乳が必要だったので、2人で分担しても体力的には会社での仕事より疲れました。ダブル育休、2人でやることたくさんあります!

スケジュール表だけでは伝わりにくいと思うので、分担の考え方や頻度・時間をタスクごとに記載してみます。

①親の睡眠

育児でも家事でもないですが、とても大事なタスクなので一番に書きます。この日は私が7時間、夫が8時間。お互いなるべく睡眠時間を確保できるよう、私が深夜担当、夫が早朝担当、という感じで分担していました。

ミルクは使わず完全母乳で育てているので、交代制をとっても、どうしても私はコマ切れの睡眠になってしまいます。連続7時間寝るのとコマ切れで7時間寝るのでは睡眠の質が全然違うので、7時間でも寝不足感はあります。

この日、私が赤ちゃんの事を気にせずにぐっすり寝られたのは3時間半。数時間でも、こういう時間が取れるのは凄く助かります。本来はもっと昼寝をした方がいいと思うのですが、ついついSNSを開いたり、調べ物をしたり、育児記録をつけたりして起きていてしまいます。

②授乳(完全母乳)

この日の授乳は11回、授乳後のげっぷ出しも含めると合計4時間。げっぷ出しはなるべく夫にやってもらうようにしていました。夫の方が上手なのと、腕や肩に負担がかかる力仕事なので。

1か月を過ぎるあたりからうまくげっぷが出るようになってきたので、今は私だけでやることも多いですが、0か月の頃はなかなかげっぷが出ず時間がかかっていたので、とても助かりました。

③おむつ替え

この日のおむつ替えは私4回、夫7回。回数や担当時間は決めず、だいたい半々くらいでやっているつもりでしたが、この日は夫の方が多いですね。わたしは今のところ無傷ですが夫は何度か被弾しながら頑張ってくれました。

うちの娘はよく飲みよく出し、多いときは1日15回うんちをしたこともあったので、おむつ替えは2人でできて良かったです。

④沐浴

私が産前から左手首の腱鞘炎になってしまったこともあり、力仕事である沐浴は夫に担当してもらいました。

朝娘が起きてぐずり始めたら沐浴に連れていき(お風呂が好きらしく沐浴の間は泣きません)、そのタイミングで私が起きて、着替えと授乳の準備をします。夫が慣れてきたころには、着替えも済ませた状態で私を起こしに来てくれるようになりました。

⑤あやす / 寝かしつけ

この日は記録上2時間。私は45分、夫が1時間15分でした。ちょこちょこグズるので、細かいのを入れるともう少し長いと思います。

2人ともあやしますが、特に最初のころは私の体調もまだ回復していなかったので、抱いて歩き回るのはもっぱら夫がやってくれて助かりました。

お互い得意なあやし方があり、その時々でハマるあやし方も違うので、私のやり方でダメなら夫が、夫でダメなら私が、ということもありました。

⑥食事の準備 / 食事 / 洗い物

私の床上げまでは(ちょうどこの資料の時期)、基本的には夫が食事の準備をしてくれました。夫はもともと料理が好きな方ですが、3食毎日しっかり作ることはこれまでなかったので疲れたと思います。

食事の時間に娘が泣き出してしまうことも多く、その時はどちらか一方があやしているうちにもう一方が食事をして、食事が済んだら交代していました。

洗い物はできるだけ食洗器を活用しますが、手洗いも発生します。初期は全て夫がやってくれていましたが、夫の苦手分野なので、徐々に私も参加していきました。

⑦買い物

買い物は夫の担当でした。歩くのも、重い荷物を持つのもキツく、大事を取って1ヶ月検診までは私が外出を控えていたので助かりました。途中からコープの宅配も活用し始めましたが、送料無料でかなり使えるので、もっと早めに活用しても良かったなと思いました。

⑧掃除

参考にしている助産師ユーチューバーさんの「ホコリじゃ死なん」の言葉を心の支えに、あまり頻繁にはしていませんでした。とは言えあまり汚れてくるとやはり気持ち悪くなってくるので、ルンバを使いつつ、水拭きも腰が痛くならない程度に、1週間に1~2回程度、気になった方がやるという感じでした。

⑨洗濯

洗濯は立ち仕事がそこまで多くないので半々、もしくは私が少し多いくらいだと思います。ベビー関係のものは手で干しますが、タオルや大人の物は乾燥まで洗濯機でやってしまいます。

うんちが漏れてしまったシーツやベビー服は事前に手洗いしますが、その時の流れで、手が空いている方がします。

⑩情報収集

赤ちゃんの体調や発達に関する情報収集は2人ともしていますが、どちらかと言うと私は体調に関して、夫は発達に関して調べている気がします。お互いの好みかも知れません。

体調に関する情報は私のお気に入り助産師さんのYouTubeで仕入れたり、Twitterで近しい月齢のママたちの発信内容を見たり。発達に関しては本やテレビ・ネット番組から仕入れていました。Netflixの赤ちゃんを科学するという番組は、理屈から入るのが好きな人にはオススメです。

⑪外部との交流

外部コミュニティとのつながりは夫が積極的に持ってくれています。ワンオペよりはマシとはいえ、2人だけだと結局閉じた世界での生活になってしまうので、外部とのつながりは長い目で見て重要だと思います。

出生後、区役所で手続きをしてくれつつ地域の子育て情報を集めてくれましたし、産前の保育園見学もガンガン予約を入れてくれ、1ヶ月の今は児童館などの地域コミュニティに積極的に繋がってくれています。

私は人見知りであまり関係を広げるのが得意ではないので助かっています。

⑫すきま時間

すきまの時間は自由時間です。私は主にSNSを見たり、娘の写真を整理して家族用のアプリにアップロードしたり、かわいい育児グッズをECサイトで調べたり。夫は動画を見たり、育児コラムを書いたり、良い絵本を探したり。

どうしても育児関係のことが多くなりますが、それでも娘の直接的なお世話とは別のことをする時間があるのは、心の健康にはとても大事なこと。そういう時間があるから、娘をかわいいと思える余裕や多少のトラブルも受け止める余裕が生まれるのだと思います。

分担まとめ

この日の状況と大まかな分担をまとめるとこんな感じです。

①親の睡眠
 時間は2人とも7~8時間。昼寝もして回復。
②授乳
 合計11回、4時間。うち夫のげっぷ出しは
 4回。
③おむつ替え
 合計11回。うち夫は7回。
④沐浴
 30分、夫の担当。
⑤あやす / 寝かしつけ
 2時間+α。だいたい夫婦半々。 
⑥食事の準備 / 食事 / 洗い物
 主に夫の担当。食事は場合によっては交替で。 
⑦買い物
 1時間、夫の担当。
⑧掃除
 ほどほどに、夫婦半々。
⑨洗濯
 だいたい夫婦半々。
⑩情報収集
 夫婦半々。私は主に体調について、夫は主に
 発達について。
⑪外部との交流
 夫ががメイン。
⑫すきま時間
 自由に。育児関係のことが多くなりがち。

いかがでしたでしょうか。1日のスケジュールを見ながら、どう分担しているかという観点でタスクを語ってみました。

会社の仕事は8時間勤務の土日休みありで、帰宅後にNETFLIXでドラマを見る時間もある、休日は映画や買い物にも行けるし1日中寝ていたって良い。そんな日常から、24時間土日無しの生活に急激に変化するのです。ワンオペ経験者が「この時期の記憶がない」と言うのも納得です。

それも2人で分担すれば少し余裕ができます。睡眠がとれること、どちらかがダウンしてももう一方が対応できること、多少の自由時間が持てること、それが2人で物理的なタスクを分担するポイントだと思います。

メンバーが余裕をもって動ける状態にしておくべきというのは、会社の仕事でも家庭の仕事でも同じですね。

さて次の記事では、精神面にフォーカスして、夫婦で共有できてよかった大変さ、みたいなものを語ってみたいと思います。

我が家のダブル育休(0ヶ月編)の構成
①発信の目的と我が家の前提
②物理的なタスクの分担 ★今回の記事
③精神面でよかったこと
④1ヶ月間の記録

次の記事はこちら。


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