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恋人と別れて、何年間もその苦しみから逃れられなくてもだいじょうぶだよ

数年前、恋人と別れたとき、1年とか2年とか経ってもものすごくつらかった。あんまりにも辛くって、ネットで「失恋 辛い」とか「失恋 ひきづる」とか検索してみると、「別れてもう1か月も経つのに・・・。次の恋に進む方法」的な記事が大量にあるのだけど、大体「友達と会ってリフレッシュしよう」とか「趣味や仕事に没頭」とか、「そうしたら時間が解決してくれる」的な内容で、数か月絶っても癒えない自分はいかれてるんじゃなかろうか、と思ったし、きっと誰かに相談することが出来たとして、鼻で笑われるんじゃなかろうかと思い、誰にも言えず、ただただ生きてても意味がないな、苦しいな、別れるくらいなら殺してほしかったな、けどそこまで愛されてなかったのかな、とかそういう時間を過ごしていた。

だから、誰かに言ってほしかった。「ずっと忘れられなくても、ずっと苦しくても、だいじょうぶだよ。」と。だから、その時の自分のためにも、今の自分のためにも、「だいじょうぶだよ」とつづってみる。

人それぞれ感じ方は違うから、別れをばねに色んなことを頑張れる人がいるし、別れても感謝を胸に前に進んでいける人もいるし、ただふっと忘れちゃう人もいるだろうし、怒りのパワーで名曲書いちゃう人もいる。それと同じように、何年間も、もしかしたら本当に長い間ぐちゃぐちゃになって、苦しむ人もいる。でも、どれも全然おかしくない。

四六時中涙が流れてても、365日のうち362日ぐらい泣いてても、だいじょうぶ。

おかしくなんかない。

数年たってようやく、「ああ、あの時のあれは、こうだったんだ。」と自分なりに納得出来たり、「まあ、なにがどうなってても、だれにもどうしようもないことだよなあ」と受け入れられたりすることもあるし、やっぱり苦しいこともあるし、宝物として大切にしつづけてもいる。

色んな感情がこれから先も整理されることなくぐるぐる回り続けるかもしれないし、新しい恋はまだまだ出来そうにないように思われたりするけれど、でもだいじょうぶ。

前に進んだかと思えば後ろにさがったように感じられることもある。
でもそれでいい。

明確に苦しみが終わるときは来ないかもしれない。明確に問題が「解決」することはないだろう。

それでも「だいじょうぶ」って言いたい。

苦しくってもだいじょうぶ。苦しみと生きててもだいじょうぶ。忘れられなくてもだいじょうぶ。変じゃないよ。

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