オノ・ヨーコ『グレープフルーツ・ジュース』
先日読んだ本で、オノ・ヨーコの『グレープフルーツ・ジュース』が取り上げられていて、とても興味深かった。
気になったので、『グレープフルーツ・ジュース』を購入して読んでみた。読書をまとめるexcelにメモした内容を、せっかくだからnoteにも。
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ジョンレノンのイマジンの元になった詩集。「~~しなさい。」という命令形の詩が続く。「地下水の流れる音を聴きなさい」など、どれも実行が難しいものなのだが、命令されると、自然と身体も脳も実行に向かってしまう。
その結果、自分の五感を研ぎ澄まして自然音を聴くことになったり、自分を取り巻く環境・人間を捉えなおしたりということを行ってしまう。
「あなたの五感をもっと大事にしなさい。日常に呑まれていると、自分を取り巻く自然や人間社会の豊かさを忘れてしまう」
きっとこんなメッセージが含まれているのだろう。しかし、彼女の詩は、そのようなことを理路整然と伝えるのではなく、短い言葉で一足飛びに体験させ、納得させてしまう。表現というものの存在意義を突きつけられるような感覚だった。