優しさでも甘さでもない話

優しさでも甘さでもない話

たとえばソファに座りその前に跪かせてしゃぶらせる時、床材次第ではずっと後ろ手に拘束しておくことはできない

手や腕のどこでも負荷を逃がすことができない状態では膝への負担が大きすぎるからだ

主人の言うことは絶対だ!
拒否は許さない!
と言うには現実がどうなのかを見極める力を持っていないとならない

長時間、自分の体重を膝だけで支える負荷がどんなものかSは自分で体験してみるといい

有無を言わせないとか
絶対服従とか
現実的に無理という事象の前では意味を持たない
強要を続ければついていけないと関係が終わるだけ

ネットに転がるSMの話を読んで、こういうことができるんだと過信するのは危険
その話には書かれていない準備やケアが裏に隠れてることがおおいにある

理解ができないSたちよ、今すぐ板張りの床や石材の床で前傾姿勢で手を後ろに組み膝だけで自分の体重を支えてみるといい

厳しいSがいいというMたちよ、妄想をそのまま具現化することができない場合もあることを知っておくといい

一例としてあげたのが
後ろ手に拘束での前傾姿勢
似たような例は他にもきっとあるだろう

ついてこれるMがなかなかいないと嘆くSは一度自分の調教内容に無理がないか見直してみることをおすすめする

拒否権がないことと
どんな無理でもさせるのは違う

なら無理をさせないのか?
というとそれも違う
結局は見極める腕次第
甘やかすわけじゃない

従者は従うだけだから何もいらない
主人への気持ちだけで十分
主人は従わせる力が必要
ただ横暴なだけでは難しい場合もある


よいSMライフを


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