あなたを大事に思わない人を、あなたが大事に思う必要はない

こんにちは、犬です。

今回はタイトルで結論が出てます。
なので、ここからはすべて無駄話です。


皆さん、宝物はありますか?


僕は、特にありません。
というのも、普段から物の扱いが雑なので、
高価なものや貴重なものを保有するのが苦手です。
壊しそうで怖いです。

とは言うものの、身の周りの物を大事に思っていないわけではありません。
むしろ愛着は結構持つ方だし、
もし壊れても限界まで使うタイプです。
スマホが割れても使い続けます。
ビッチ認定上等です。

なぜ愛着のあるものを雑に扱ってしまうのか。
それは、僕の相棒だと認めたからです。
「こいつなら僕についてこれるはずだ」と信用しているからです。
こいつはそんなにヤワじゃねえぜと思うからです。
乱雑にしてしまうのは、愛があるからです。
つけてしまった傷も思い出になります。

あれ、なんかやばいDV男みたい。

ここまではあくまで物の話ではありますが、
人間関係においてもある程度共通する感覚なんじゃないかなと思います。

僕は打ち解けていない人ほど傷つけないようにめちゃくちゃ丁寧に接しますが、
親しくなった人ほどキツイ言い方をしてしまう傾向があります。
それは、丁寧に接さずとも相手はくみ取ってくれるはずだと、
身勝手な信用をしてしまっているからです。

要するに、物にも人にも、
甘えてしまっているんだと思います。
皆さん、いつもいつもすみません。

そんな僕でも、やっぱり甘えてばかりじゃダメだとは思います。
ただ大事に思ってるだけじゃなくて、
きちんと大事にすることが大事なんだと思います。

しかし一方で、何でもかんでも大事にすればいいというわけじゃないとも思います。

というより、何もかもを大事にできる人なんていないと思います。
人は一度に大事にできるものに限界があります。
すべてを大事にしようとするのは傲慢です。
結果的に、本当に大事にしたいものを大事にできなくなることすらあります。

なので、人は無意識に大事にするものを選択しています。
しかしその選択が下手というか、苦手な人もいます。
エネルギーを費やすべき対象を間違うと、
大事なときにエネルギーが尽きてしまいます。
そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。

では、どのように選択すればよいのでしょう。

「大事にすべきもの」は、人それぞれとしか言いようがありません。

しかし「大事にしなくていいもの」はある程度の正解があると思います。
その一つが今回のタイトルです。


人間関係に疲れてしまうパターンの一つに
「そんな奴のことそんなに大事にせんでええのに」
というケースがあります。

大事にするというのは、
丁寧に扱うという意味だけではありません。
相手のことを考えてしまう時点で、
すでに大事にしてしまっています。

自分のことを少しも考えてくれない人のことを
たくさん考えてしまう人もいます。

何故あなたを大事にしてくれない人のことを
あなたは大事にしてしまうのでしょう?

なぜかというと、
あなたが優しい良い人であらねばならないと思っているからではないでしょうか。

大事にすることは良いこと、
大事にしないことは悪いこと。

たとえどんな相手だろうと、
他人をぞんざいに扱うような悪い人になっちゃいけないと思っているからだと思います。


でも、考えてみてください。

あなたは、あなた自身をぞんざいに扱っていませんか?

前述したとおり、人は何もかもを大事にはできません。
大事にする必要がないような他人を大事にすることで、
あなた自身を大事にできていないのではありませんか?

それこそ、一番大事にすべきものを大事にできていない悪い人なのではないでしょうか。


とは言え、
他人は大事にできるけど、
自分のことを大事にするのはなんだか難しい、
という人もいると思います。

そんな人はこんな風に考えてください。

こんな文章をここまで読んでくれるなんて、
僕にとってあなたはとても大事な人です。

他人である僕が、
あなたを大事に思っているので
僕にとって大事なあなたを
どうか大事にしてください。

僕にとって大事なあなたが、
あなた自身を大事にしてくれると、
僕はとても嬉しく思います。

さあ、ついてこいよ!相棒!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?