図書館休館につき・・・

居住地の図書館がシステム変更で今月1ヶ月休館との事。「趣味の本」好きな私は2021年年末にまとめて借りてきた。冊数は12冊。非日常を書籍に求めるので、内容は「旅」に関するモノが殆どである。作家さんは「宮脇俊三さん」「種村直樹さん」「シェルパ斉藤さん」「今尾恵介さん」「堀淳一さん」など。地図と鉄道とトレッキングと山や道がテーマとなる作家さんたちである。

宮脇さん種村さんは既に鬼籍だが、昭和初期からの鉄道随筆や歴史、乗り歩きなどを出版されており、古き良き「国鉄」の姿を見る事ができる。中学生時代の旧友から勧められ鉄道趣味の深い部分に立ち入った私はこの諸氏からの影響を多大に受けた。鉄道乗り歩き、乗り潰し、旅行貯金、駅や周辺での歩き方など、鉄道旅のスタイルが決まっていったのである。

学生時代は時間はあり予算がない状態だったので、普通列車メインでの鉄旅。1980〜90年代は列車ダイヤもまだまだ夜行列車や普通列車でのプランニングが可能であった。今は残念ながら発売がないが、国鉄には「周遊券」と言う地方毎にフリー乗降区間をもった切符(いまで言うフリー切符か)もあり、往復の経路もある程度の優等列車に乗れた事もあり重宝したものであった。

進学〜就職で自由時間も少なくなってくると、現地までは飛行機で出向く事も多くなり、いわゆる「旅先に行く時のワクワク感」が薄れた気がしている。何せ乗ってしまえば2時間で北海道でも九州でも着いてしまう。時間を買うと共に失くしたものがあるのも実感としてあるのだなぁと感じている。

こんな事を無意識に感じているので、執筆諸氏の書籍を貪る様に読んで補完しているんだとこの記事を書いていて思った。

非日常を感じる事は「自分のエネルギー補給」だ。以前の様に「廃線歩き」「鈍行鉄旅」「トレッキング」「五感を使える旅」をしたいものだ。

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