話を聞くということ
後悔先に立たず。よく言われる諺であるが、まさにそれである。
話したくてももう話せないヒトがいる。
亡くなった親族だったり、別離した友人や仲間や交際したヒト。
おのおのの考え方の違いで疎遠になったり、絶縁したり。
相手の思いを全て受け入れることは出来ないし、
一人の人間として論破されたりしても嬉しくないし納得できなかった。
一番悔やんでいるのは子供が幼少の時のこと。
生活の時間に追われ、仕事に追われたあの日。
ゲームの楽しさを知った彼の話をもっと聞いてあげられればと今でも思う。
それが自分自身には他愛のない、何度も聞いた話であっても。
子供の思考には重要で伝えたい事だったのであろう。
「そうだね、すごいね、またおしえてね」
これは何度も言ったけれど、今では足りなかったと思っている。
次に悔やんでいるのは亡くなった祖母のこと。
遠方の介護施設に入っていたのだが、とある事情で脳梗塞に。
救急で運ばれてからは喋れなくなった。
もっと話したかったな。
もっとお手伝いしたかったな。
最後に笑顔が見れたけれど・・・。
気持ちを伝える、気持ちを受け取る。
そんなキャッチボールはタイミングもあるけれど、
後で悔やまない様にしっかりやって行きたいと思う。
日々感謝することを胸に抱いて。
※画像はギャラリーからです
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